イーサリアム(EVM)やレイヤー2などに対応
株式会社NFTDriveは2024年1月29日に、同社が提供するNFT特化型ウォレット「NFTDriveEX」がマルチチェーン対応することを発表しました。
NFTDriveEXは様々な機能を搭載したNFT特化型の国産ウォレットであり、「シンボル(Symbol/XYM)のブロックチェーンを活用したフルオンチェーンNFTの発行機能」や「3Dデータ表示・QRコードによるNFT売買・仮ウォレット・マルチレベルマルチシグ」などの機能も搭載されています。
このウォレットは元々「Symbol」のブロックチェーンに対応していましたが、今回は同ウォレットがイーサリアム(EVM)やレイヤー2などの複数チェーンに新規対応することが報告されています。
また今回の発表では、NFTDriveEXのフルオンチェーンNFT発行機能を活かしながら「Symbol ⇄ 他チェーンの相互交換」を可能にすることによって、従来のNFTの信頼性を引き上げてフルオンチェーン化に取り組んでいくということも説明されています。
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マルチチェーン対応でフルオンチェーン化を推進
マルチチェーンとは、特定の暗号資産やNFTが複数のブロックチェーンネットワークに対応している構造のことであり、共通の暗号資産が異なるネットワークを相互に行き来できるようにすることによって、ブロックチェーンの課題であるコスト・スケール・流通量などを補うことができるようになっています。
現在流通している一般的なNFTでは、NFT作品のデータがブロックチェーンの外部(オフチェーン)に保存されていて、参照先URLのみがブロックチェーン上に保存されているため、データが消失したり変更されたりする懸念がありました。
しかし、NFTDriveEXのフルオンチェーンNFT発行機能では「全てのデータをブロックチェーン上に保存するNFT」を発行できるため、Symbol上にNFTデータをマスターデータとして安定的に保存して、従来のNFTの信頼性をもう一段階引き上げていくと説明されています。
NFTDriveは現在、Symbol上のフルオンチェーンデータをマスターデータとして他チェーンNFTの参照先とした「ハイブリッドフルオンチェーン」技術を提供しており、大手マーケットプレス上でも展開が可能となっています。
また、Symbol以外のチェーンで発行・所有していたNFTを簡単にSymbolへ切り替えられるようにすれば、第三者であるマーケットプレイスを通さないため、より自由で開かれたブロックチェーン本来のP2Pトラストレス取引が可能となります。
さらに、支払いに関しては「ETH・レイヤー2のERC20トークン・ステーブルコイン」に対応することによって、XYMを保有していない人もNFTDriveのフルオンチェーンNFTを発行することが可能となり、従来のSymbolチェーンと同じくイーサリアム・他チェーンでのNFTを表示・送信するなどの機能もそのまま利用できるとも説明されています。
なお、マルチチェーン対応に関する進捗などは「NFTDriveの公式X」や「公式ホームページ」などで報告していくと説明されています。
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