「Franklin Ethereum ETF」のS-1書類を提出
1兆5,000億ドルを運用する米資産運用会社「フランクリン・テンプルトン」が、現物イーサリアムETFの申請書類(フォームS-1)を米国証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになりました。
フランクリン・テンプルトンの現物イーサリアムETFは「Franklin Ethereum ETF」という名称で、シカゴ・オプション取引所(CBOE)に上場する予定だと報告されています。
なお、イーサリアムの保管業務を担当するのは「Coinbase Custody」で、現金の保管業務は「Bank of New York Mellon」が担当すると説明されています。
また、同社の現物イーサリアムETFではETHの一部をステーキングで運用することによって、ステーキング報酬で追加収益を得る可能性があるとも説明されています。
なお、ETHの一部をステーキングで運用することを提案しているのはフランクリン・テンプルトンだけではなく、ARK 21シェアーズも改訂版のS-1書類で同様の提案を行なっています。
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現物イーサリアムETFの承認判断はいつ?
記事執筆時点で現物イーサリアムETFの申請を行っているのは合計8社で、米SECはそれぞれのETF申請について、以下の日付までに判断を下す必要があると報告されています。
ETF | 企業 | 最終期限 |
VanEck Ethereum ETF | VanEck | 2024年5月23日 |
ARK 21Shares Ethereum ETF | 21Shares & ARK | 2024年5月24日 |
Hashdex Nasdaq Ethereum ETF | Hashdex | 2024年5月30日 |
Grayscale Ethereum Trust | Grayscale | 2024年6月18日 |
Invesco Galaxy Ethereum ETF | Invesco & Galaxy | 2024年7月5日 |
Fidelity Ethereum Fund | Fidelity | 2024年8月2日 |
iShares Ethereum Trust | BlackRock | 2024年8月7日 |
Franklin Ethereum ETF | Franklin Templeton | – |
しかし、BloombergのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は、現物ビットコインETFの判断が2024年1月10日にまとめて下されたように、現物イーサリアムETFでも2024年5月23日までに全ての決定が下される可能性があると予想しています。
「現物イーサリアムETFが承認されるかどうか」については専門家の間でも意見が分かれており、「5月までに承認される可能性は50%以下」と予想する意見も多数出ています。
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