処理速度・手数料の安さなどを評価
ポケモンカードなどのトレーディングカードに特化した現実資産(RWA)販売サービスを展開している「PACKS」は2024年2月10日に、アスターネットワークの新たなレイヤー2ネットワークである「Astar zkEVM Powered by Polygon」を採用することを発表しました。
Astar zkEVM Powered by Polygonは、イーサリアムのレイヤー2として機能する新たなネットワークであり、2024年2月下旬にメインネットの公開が予定されています。
PACKSは今後「Astar zkEVM」を採用してサービスを展開していくとのことで、Astar zkEVMを採用した理由については「トランザクションをより速く処理できること」や「手数料をより安く抑えることができること」などを考慮して採用を決めたと説明されています。
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PACKSとは?
PACKSは、2024年2月8日にXで投稿を開始した新しいプロジェクトであり、ポケモンカードなどのトレーディングカードに特化した現実資産販売サービスを展開すると報告されています。
同サービスは、これまで物理的に売買されていたトレーディングカードを「Astar zkEVM」を用いてデジタル化することによって、デジタル上で取引できるようにする仕組みを採用しており、具体的なサービス利用手順については以下のように説明されています。
- パック購入
希望のPACKSオリジナルパックを購入します。 - 開封
デジタル上でカードを開封し、内容を確認します。 - 売却 or 交換
カードをそのまま売却するか、実物と交換して受け取るかを選択します。 - 真贋証明
実物を受け取る際は、専門チームが真贋鑑定を確認します。 - 配送
カードをお客様の元へ配送します。カードは常に最高の状態で保たれ、実際に手元に受け取るまでの間、不必要な配送が発生せず、サステナビリティにも貢献します。
なお、PACKSは2024年2月9日に「近日中に販売を開始する」とも発表しており、2月12日には以下3社とのパートナーシップも発表されています。
- Dew(NFTアグリゲーター)
- FAKEBUSTERS(真贋鑑定サービス)
- トレカ商事(トレカ業界の総合商社)
技術採用報告が続く「Astar zkEVM」
Astar zkEVMでは2024年2月下旬にメインネットがリリースされる予定となっていますが、ここ最近では「Astar zkEVMの技術採用」に関する発表も続々と増えてきています。
今月7日には、秋元 康氏を総合プロデューサーとするアイドルプロジェクトで「Astar zkEVM」が活用されることが発表されている他、9日にはロイトトーマツコンサルティング合同会社が自社のNFT開発ツールを「Astar zkEVM」に拡張し、野球をテーマにしたNFTゲームアプリのプロトタイプを構築したことも発表されています。
Astarは先月末に「東アジア主導でブロックチェーンとWeb3の普及を推進していくことを目指して、韓国のWeb3.0特化コンサルティング企業DeSpreadと業務提携したこと」も発表しているため、今後のさらなる取り組みや新たな技術活用にも注目です。
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