ワールドコイン(WLD)6.4ドルまで上昇
ChatGPTを提供するOpenAIのサム・アルトマン氏が共同設立した仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン(Worldcoin/WLD)」の価格は2024年2月19日に、昨年末に記録した4.8ドル(約720円)を大幅に上回る6.4ドル(約960円)まで急騰しました。
ワールドコイン(WLD)の価格は今年1月に2ドル(約300円)付近まで下落した後、2ドル台で推移していましたが、2月7日頃からは徐々に価格が上昇、18日には5ドルを超えて価格が急騰しています。
WLDの過去最高値については意見が分かれており、7.5ドル(約1,124円)を最高値とする報告もあるものの、一部メディアでは「今回の価格急騰でWLDの価格は過去最高値を更新した」とも報じられています。
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価格上昇の理由は動画生成AI「Sora」?
ワールドコイン(WLD)の価格高騰には、OpenAIが2024年2月16日に発表した新しい動画生成AI「Sora(ソラ)」が関係していると考えられています。
Sora(ソラ)は、テキスト入力で最大60秒の高品質動画を生成できる動画生成AIであり、プロンプトと呼ばれる指示文で作成したい動画のイメージを伝えるだけで、そのイメージにあった動画を生成することができるようになっています。
OpenAIは16日に「Sora」を用いて生成された複数の動画を公開、現実と区別がつかないほどのクオリティで生成されたこれらの動画は世界に衝撃を与え、テレビを含む様々なメディアで大きく取り上げられました。
テキストを動画に変換できるモデル「Sora」のご紹介。
Soraは、細部までこだわったシーン、複雑なカメラの動き、そして生き生きとした感情を持つ複数のキャラクターをフィーチャーした、最大60秒のビデオを作成することができます。
プロンプト:
“美しい雪景色の東京都内が賑わっている。カメラは賑やかな街路を移動し、美しい雪の天気を楽しんだり、近くの屋台で買い物したりする人々を追っている。美しい桜の花びらが風とともに舞い、雪の結晶とともに飛んでいる”
この動画生成AIはまだ一般公開されておらず、現在はフェイク動画への悪用などを含めた安全性の検証が行われている段階となっているものの、OpenAIの報告では「より詳細な指示文で動画の内容を詳しく指定できること」も示されているため、今後の正式リリースなどには期待が高まっています。
プロンプト:
“スタイリッシュな女性が、暖かく輝くネオンと活気ある看板が並ぶ東京の通りを歩いている。彼女は黒い革のジャケット、赤くて長いドレス、黒いブーツを身につけており、黒い財布を持っている。彼女はサングラスと赤い口紅をつけていて、自身を持って何気なく歩いている。通りは湿って反射していて、色とりどりの光が反射する効果を生み出している。多くの歩行者がそこを歩き回っている。
ワールドコイン(WLD)は「OpenAI」や「ChatGPT」とは直接関係はないものの、OpenAIのサム・アルトマン氏がWLDの開発・ローンチに携わっていることから、「WLD価格はOpenAI関連のニュースに影響を受ける傾向がある」とも言われています。
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注目を集めるワールドコイン(WLD)とは?
ワールドコインは目をスキャンする虹彩認証装置「Orb」を通じてユーザーに「World ID」と呼ばれるデジタルIDを発行し、ID保有者に仮想通貨WLDを無料配布する「ユニバーサルベーシックインカム」の実現に向けた取り組みなどを進めています。
虹彩認証装置「Orb」は日本を含めた世界中の様々な場所に設置されていて、World IDに対応するサービスは「Shopify、Mercado Libre、Minecraft、Reddit、Telegram」など続々と増えきているとも報告されています。
Orbの設置場所はまだ限られているものの、最近では「World IDの認証拠点を日本全国に拡大する取り組み」なども発表されているため、今後はより気軽に認証作業を行えるようになる可能性があるとも期待されます。
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