ゲーム・ソーシャルFiで「Sui」の技術活用
スイ(SUI)ブロックチェーンを支える「Sui財団」は2024年4月17日に、TikTok(ティックトック)などを運営する「ByteDance」の企業向けサービス「BytePlus」がSUIのエコシステムに参加したことを発表しました。
BytePlus(バイトプラス)は、SUIブロックチェーンを開発する「Mysten Labs」と協力してWeb3業界に参入するとのことで、レコメンドソリューション(*1)や拡張現実(AR)などを含む様々なサービスをSUIに適応させると報告されています。
(*1)レコメンドソリューション:閲覧履歴や購入履歴などのデータからユーザーの興味・関心を収集・分析して、おすすめの商品を表示するソリューションのこと。
Suiは高い取引処理能力やスマートコントラクトの機能を備えたレイヤー1ブロックチェーンとなっていますが、BytePlusはゲームやソーシャルアプリをサポートしたサービスを提供するのに最適なブロックチェーンネットワークとして「Sui」を選択したと報告されています。
両者の技術連携でサービス開発を促進
今回の協力によって、Sui開発者はBytePlusが提供する以下のような様々なサービスをを利用できるようになるため、Sui上でのアプリ開発で有利になると説明されています。
- コンテンツ配信ネットワーク
- パーソナライゼーションソリューション
- 最先端のAR技術を活用したユーザーエンゲージメントツール
- データ分析
活用できるサービスの具体的な例としては「BytePlus Recommend」と「BytePlus Effects」が挙げられていて、BytePlus Recommendを活用すればユーザーに最適化されたアプリを作成することが可能、BytePlus Effectsにはビデオアプリですぐに使用できるステッカーとエフェクトが80,000個含まれていると説明されています。
一方BytePlus側は、Eメールなど従来のログイン方法でウォレットにアクセスできる「zkLogin」や、送信者がオンチェーン手数料をカバーできる「スポンサー付きトランザクション」などといったSuiの機能を活用してユーザー基盤を拡大していくとのことです。
今回の提携を通じて「BytePlusの優れた技術力」と「Suiの次世代イノベーション」を組み合わせることによって、革新的な新しいサービスやアプリが生まれていくことになると期待されています。
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(スイ財団発表)