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ビットコイン採用の動きは「アルゼンチン」でも?エルサルバドルと意見交換

アルゼンチン・エルサルバドルの代表者が会合

アルゼンチン政府は2024年5月23日に、アルゼンチンの証券取引委員会(CNV)がビットコイン(BTC)を法定通貨として採用しているエルサルバドルのデジタル資産委員会(CNAD)と会合を開いたことを発表した。

今回の会合にはCNVの委員長と副委員長が参加し、CNADの委員長と「経済全般における仮想通貨利用の拡大」について意見交換したという。

エルサルバドルは2021年にビットコインを自国の法定通貨の1つとして正式採用した国として知られており、現在は毎日1ビットコインを購入する取り組みなども進められている。

協力協定締結の可能性を模索

アルゼンチン政府の公式発表では「エルサルバドルは2021年に米ドルと共にビットコインを公式通貨として導入した世界初の国となり、この地域における仮想通貨開発の先駆者でもある」と評価されている。

アルゼンチン側は「エルサルバドルとの関係を強化したい」と考えているとのことで、エルサルバドルと協力協定を締結する可能性を模索するつもりだと報告されている。

CNVの委員長であるロベルト・E・シルバ氏は「デジタル資産委員会(CNAD)という特別な委員会を設立したエルサルバドルは、CNVにとって非常に貴重な経験を有している」と語っている。

エルサルバドルはビットコインの使用だけでなく、暗号資産業界でも優れた先進国の1つとして台頭してきています。

デジタル資産委員会(CNAD)という特別な委員会を設立したエルサルバドルは、CNVにとって非常に貴重な経験を有しています。

私たちはエルサルバドル共和国との関係を強化したいため、協力協定を締結する可能性について模索するつもりです。

仮想通貨採用が進むアルゼンチン

公式発表によると、アルゼンチンの証券取引委員会(CNV)は仮想通貨業界と効率的に協力しながら適切な規制を立ち上げたいと考えているとのことだ。

エルサルバドルは仮想通貨の採用において最先端の取り組みを進めているため、今回の会合はエルサルバドル側から情報提供やアドバイスを得る目的があったと考えられる。

アルゼンチンでは、2023年11月に「ビットコイン支持派」としても注目されていたハビエル・ミレイ氏が大統領に選出されたものの、金融政策の中核はBTCではなく「完全な米ドル化」であったため、一部からは「ビットコイン業界を強化する政策を進めるべき」との要望も出ていた。

しかしその後は仮想通貨を採用する動きも進められており、2023年12月には「契約書におけるビットコインや仮想通貨の利用」が許可されている他、今年3月には「カルダノ財団がアルゼンチン北東部のエントレ・リオス州政府と提携した」ということも報告されている。

ビットコインなどの仮想通貨を採用する動きは世界中の様々な国に拡大してきているため、アルゼンチンで仮想通貨の採用が本格化すれば、世界的な仮想通貨採用の流れもさらに加速する可能性があると期待されている。

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