DeFi Technologiesが「110 BTC」を購入
カナダの上場企業である「DeFi Technologies」は2024年6月10日に、ビットコイン(BTC)を主要な財務準備資産に含めるビットコイン財務戦略を採用し、最初の取り組みとして110 BTCを購入したことを発表しました。
DeFi Technologiesは、ビットコインETPプロバイダーである「Valour」の親会社であり、Cboeカナダ市場に「DEFI」というティッカーシンボルで上場しています。
ビットコインを購入した時期や購入金額などは明かされていないものの、同社が購入した110 BTCは記事執筆時点の価格換算で約11億6,600万円に相当します。
DeFi Technologiesは公式発表の中で「ビットコインは時価総額が1兆ドルを超える主要な資産クラスである」と述べており、「希少で数に限りがある資産であるビットコインは、インフレに対する合理的なヘッジ手段であり、金融市場の下落から資産を守る安全な避難先だと考えている」と説明しています。
ビットコインは現在、時価総額が1兆ドルを超える主要な資産クラスとなっています。DeFi Technologiesは、ビットコインが希少で有限の資産であることから、インフレや通貨価値の下落に対する安全な避難所として適していると考えています。さらに、そのデジタル性と構造的な強靭さから、従来の資産に対する優れた代替手段と位置づけています。
当社はビットコインと他の伝統的な資産との間に大きな価値の差があることから、ビットコインが受け入れられるにつれて非常に大きなリターンを生み出す可能性があると信じています。
ビットコインに投資する企業はこの数ヶ月間で続々と増えてきており、今年4月には日本の上場企業である「メタプラネット」がBTC購入を開始、5月末にはナスダック上場企業である「Semler Scientific」もBTC購入を開始しています。
BTC投資企業の多くはビットコインを「インフレヘッジ手段・価値の保存手段」として高く評価しており、金(ゴールド)のような別の資産と比べるとまだまだ時価総額が低いことから、長期的な価格上昇にも期待を示しています。
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