メタマスク「Pooled Staking」提供開始
ConsenSys(コンセンシス)は2024年6月12日に、同社が展開する仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)に、少額のイーサリアム(ETH)をステーキングできる「プールステーキング」の機能を追加したことを発表しました。
MetaMask(メタマスク)は様々なブロックチェーン上の暗号資産をまとめて管理できる仮想通貨ウォレットであり、仮想通貨の売買・交換・ステーキングなどの機能を搭載したポートフォリオ管理ツール「MetaMask Portfolio」も提供されています。
メタマスクでは以前から「32ETH以上を保有するユーザーのみがConsensysが運営するバリデーターにステーキングできる機能」が提供されていましたが、プールステーキングでは少額のETHしか持っていない人でもステーキングに参加することができます。
プールステーキングは「MetaMask Portfolio」を通じて利用できるとのことで、最初は一部の対象ユーザー向けにサービス提供を開始し、今後数日間で対象ユーザーを拡大していくと説明されています(米国・英国では利用不可)。
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ETH保有量が少ない人でもステーキング可能
メタマスクのプールステーキングではステーキングに必要な最低数量が定められていないため、ユーザーは少額の好きな数量からETHステーキングを開始することができます。
なお、ステーキングの解除(アンステーク)はいつでも好きな時に行うことができるとのことですが、ステーキング解除時には一定の待機時間が発生する仕組みで、解除にかかる時間はバリデーターの終了キューによって異なると説明されています。
新たに提供開始された「Pooled Staking」の特徴としては以下のようなものが挙げられています。
- ETHステーキングの報酬獲得
イーサリアムのステーキング報酬を獲得できる - 最少額なし
ステーキングできる最少額のルールが存在しないため、好きな数量のETHをステーキングできる。 - いつでもステーキング解除可能
ETHはいつでもステーキング解除できる(ステーキング解除にかかる時間はバリデーターの終了キューによって異なる)。 - 簡単に追跡できる
ETHの残高と報酬を「MetaMask Portfolio」の内部で簡単に監視できる。
コンセンシスの公式発表によると、ETH保有者の99%は32 ETH未満しか保有していないとのことで、ETHの74%はステーキングされていない状態にあるとも報告されています。
メタマスクのプールステーキング機能提供開始によって、少額のETH保有者もステーキングできるようになるため、イーサリアムの分散化とセキュリティ強化につながると期待されています。
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