イーサリアム現物ETFの提供に向けて準備を進めている企業8社の「S-1修正案」が全て出揃ったことが明らかになりました。
S-1登録書類とは、ETFの構造・投資目的・運用方法・リスク要因・手数料などの詳細情報を記載した登録書類のことであり、現在はイーサリアム現物ETFの提供を目指す8社が承認獲得に向けて最終調整を行なっています。
なお、現物ETFの取引開始に必要となるもう一つの申請書類となる「19b-4」は2024年5月24日に全て承認されていて、ETFの名称と上場先については以下のように報告されています。
ETFの名前 | 上場先 |
Grayscale Ethereum Trust | NYSE Arca |
Bitwise Ethereum ETF | NYSE Arca |
iShares Ethereum Trust | Nasdaq |
VanEck Ethereum Trust | Cboe BZX |
ARK 21Shares Ethereum ETF | Cboe BZX |
Invesco Galaxy Ethereum ETF | Cboe BZX |
Fidelity Ethereum Fund | Cboe BZX |
Franklin Ethereum ETF | Cboe BZX |
投資顧問会社「ETF Store」の社長であるネイト・ジェラーチ氏は2024年6月22日の投稿で「現物イーサリアムETFのS-1修正案が全て出揃った」と報告しており、現在は米国証券取引委員会(SEC)の判断を待っている状態にあると説明しています。
現時点ではフランクリン・テンプルトンとヴァンエックのみがイーサリアム現物ETFの手数料を明かしているとのことで、ETFの手数料は「フランクリンが0.19%、ヴァンエックが0.20%」と報告されています。
全ての現物イーサリアムETFのS-1修正案が出揃いました。
Bitwise、Fidelity、21Shares、Grayscale、Franklin、VanEck、iShares、Invesco。
これまでに判明している手数料は、フランクリン(0.19%)とヴァンエック(0.20%)です。
現在はSEC待ちの状態です。
イーサリアム現物ETFの承認時期については2024年7月前後になると予想されており、米SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は今月13日に「今年の夏の間には承認されるだろうと予想している」と語っています。
具体的な承認時期は現時点で不明であるものの、専門家からは「早ければ2024年7月初め頃にはイーサリアム現物ETFが承認される可能性がある」と予想する意見も出ているため、仮想通貨業界では今後の発表などに注目が集まっています。
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