ワールドコインが「Alchemy」と提携
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)は2024年6月26日に、World Chainのインフラ提供を目的として、Web3関連の大手インフラプロバイダーである「Alchemy」と提携したことを発表しました。
Alchemy(アルケミー)は、Web3アプリケーションの開発者向けにアプリケーションを構築・運用・管理するためのツールとサービスを提供している大手インフラプロバイダーであり、Ethereum、Polygon、Arbitrum、Optimism、Astarなどもサポートしています。
World Chain(ワールドチェーン)は、ワールドコインが今年4月に発表したイーサリアム基盤のレイヤー2ブロックチェーンであり、ワールドコインのコミュニティ拡大に対応するための専用チェーンとなっています。
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開発者に「World ID」へのアクセス手段を提供
Alchemyは、今回の提携を通じてWeb3開発プラットフォームのツールセットに「World ID」を統合することで、世界中の何百万人もの開発者にWorld IDへのアクセス手段を提供します。
World ID(ワールドID)とは、ワールドコインの虹彩認証装置「Orb」で虹彩スキャンを行うことによって獲得できる「人間であることを証明するデジタルID」のことを指します。
ワールドIDは既に「Discord、Reddit、Shopify、Telegram、DRiP、Yay!」などといった様々なサービスで使用できますが、Alchemyのツールセットに統合されることによって今後はワールドIDの活用範囲がさらに拡大することになると期待されます。
また、World Chainの開発者はコアAPIとデータAPIの両方、インデックスソリューション、その他の必要なツールを含む完全かつ包括的なWeb3開発プラットフォームに即座にアクセスできるとも説明されているため、今後はワールドコインの各種技術を活用したサービスが拡大していくことになると予想されます。
なお、ワールドチェーンは2024年夏にローンチされる予定で、ローンチ日には全てのAlchemy開発者がワールドチェーンを利用できるようになると報告されています。
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