米国証券取引委員会(SEC)は2024年7月17日に、大手デジタル資産運用会社グレースケールが申請していた「Grayscale Ethereum Mini Trust」の19b-4申請書類を承認しました。
Grayscale(グレースケール)は、Grayscale Ethereum Trust(ETHE)と呼ばれるイーサリアム現物ETFを申請していますが、今回はこれとは異なるもう一つのイーサリアム現物ETFが承認されています。
Grayscale Ethereum Mini Trust(提案ティッカー:ETH)は「Grayscale Ethereum Trust」よりも手数料が安く設定されたイーサリアム現物ETFで、米国の証券取引所である「NYSE Arca」に上場する予定となっています。
ETHEの手数料は他社の手数料が0.25%ほどであるのに対して2.5%と非常に高く設定されていますが、ミニ・トラストの手数料は0.25%に設定されていると伝えられています。
なお、今回承認された「19b-4フォーム」はETFの上場に関するルール変更の提案書類であり、今後はETFの詳細情報を記載した「S-1フォーム」の承認も必要となります。
イーサリアム・ミニ・トラストの上場予定日は現時点で不明であるものの、BloombergのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は「GrayscaleのミニETFは他のイーサリアム現物ETFと同時にローンチされる可能性がある」との予想を語っています。
米SECは今年5月にイーサリアム現物ETFの19b-4申請書類を全て承認しており、最近では「イーサリアム現物ETFが2024年7月23日にローンチされる可能性があること」なども報告されています。
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(SEC発表)