上昇が期待されるチャートパターンを形成
X(旧Twitter)で73万人以上のフォロワーを持つベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は2024年8月7日に、現在のビットコイン(BTC)で大幅な価格上昇が期待されるチャートパターンが形成されていることを報告しました。
ピーター・ブラント氏は現在のビットコインでThe inverted right angled broadening triangle(逆向き拡大型三角形)と呼ばれるチャートパターンが形成されていることを指摘しており、「上限ラインは水平ではないものの、このパターンと現在のBTCのチャートパターンは非常に似ている」と説明しています。
「The inverted right angled broadening triangle」という用語は、1934年にRichard W Schabacker氏が著書『Technical Analysis and Stock Market Profits』で考案したものです(以下参照)。
ビットコインのチャートでも示されています。上部のラインは水平ではありませんが、それでもこの2つはよく一致していると思います。
ブラント氏が予想する強気相場のピーク
コロナショック時も同様のパターンで上昇
ブラント氏が指摘しているパターンは「下降拡大ウェッジ」とも呼ばれるもので、最近ではブラント氏以外にも複数のトレーダーやアナリストが「ビットコインで下降拡大ウェッジが形成されている」と指摘しています。
このパターンは2020年3月のコロナショックでビットコイン価格が急落した際にも見られていて、コロナショック時には価格急落後に大幅な価格上昇が記録されていたため、今後のビットコインでも同様の動きが見られる可能性があると予想されています。
このパターンに似たフラクタルはすでに見たことがあります…
BTC 2020 vs BTC 2024
これは2020年3月のコロナクラッシュを彷彿とさせます。
下降拡大ウェッジ?
ビットコインの価格は今月5日に49,000ドル(約720万円)付近まで急落したものの、その後は大きく反発して記事執筆時点では61,000ドル(約900万円)付近まで回復しているため、今後のさらなる上昇には期待が高まっています。
以前としてさらなる下落には警戒が必要ですが、コロナショック時と同じような動きが見られた場合、ビットコインは過去最高値を更新してさらに上昇することになると予想されます。