重要アップデートを実施した「Lace 1.14」リリース
カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業「Input Output」が開発したカルダノウォレットである「Lace」は2024年8月16日に、複数のアップデートを実施した最新版ウォレットとなる「Lace 1.14」をリリースしたことを発表しました。
今回のアップデートは、投票機能を通じてADA保有者にガバナンス関連の発言権を与えるためのカルダノ改善提案である「CIP-95」を導入する重要なアップデートであり、これによってADA保有者はテストネット上でカルダノのガバナンスに参加できるようになったと説明されています。
また、Laceウォレットのユーザー体験をよりスムーズなものにするために「バックグラウンド更新の最適化」も実施されているとのことで、複数のバグを修正してステーキングをさらにシンプルなものにしたとも報告されています。
「LacePlatform 1.14」リリース?? 特に注目のニュースは「CIP-95が追加され、ADA保有者がカルダノのガバナンスに参加できるようになったこと」です?
さらに、よりスムーズなユーザー体験を実現するためにバックグラウンド更新を最適化し、いくつかのバグを修正してステーキングをさらにシンプルにしました。
最新のアップデートについては、Lace 1.14のブログ記事をご覧ください。
Intersect日本支部も登場
GovToolを通じてカルダノガバナンスに参加可能
今回のアップデートによって、Lace利用者はカルダノのテストネットである「プレビューネットワーク(Preview)」でカルダノの分散型ガバナンスに参加できるようになりました。
プレビューネットワークでテスト用ADA(tADA)を保有しているユーザーは、Intersect社が開発した「GovTool」を通じてカルダノガバナンスに参加することができます。
GovToolは、Cardanoネットワークのガバナンスに参加できるツールであり、提案・投票・他ユーザーへの投票権の委任などを行うことが可能となっています。
記事執筆時点におけるGovToolでは「Yoroi」と「Lace」を接続することができるため、Laceを最新版にアップデートしてネットワークを「Preview」に変更し、「Connect Wallet」のボタンからウォレットを接続すれば、GovToolを利用することができます。
このツールは、ADA保有量に応じて投票権が与えられる仕組みで、記事執筆時点では以下のような機能が提供されています。
- 投票権を委任する
自分の代わりに投票するデリゲート代表者(DReps)を見つける。 - デリゲート代表者(DReps)になる
他のADA保有者から委任された投票権を受け入れて自分の投票権と組み合わせ、蓄積された投票権でガバナンスアクションに投票する。 - 直接投票者になる
自分の投票権を使用してガバナンスアクションに投票するために登録を行う。 - ガバナンスアクションを表示
オンチェーンで送信されたガバナンスアクションを確認する。 - ガバナンスアクションを提案する
ガバナンスアクションの提案を提出する。
今回のアップデートは「真に分散化されたブロックチェーンプロジェクト」に向けた重要なアップデートの1つとなります。カルダノは現在、完全分散化に向けた開発の最終段階にあり、分散化に向けた準備も着々と進んでいるため、今後のさらなる展開などにも注目です。
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(Lace公式発表)