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仮想通貨投資家に新たな選択肢|レバレッジETF「MSTX」登場

Defiance ETFs(ディファイアンス)は2024年8月15日に、米証券取引委員会(SEC)がマイクロストラテジーの株式を対象とした初のレバレッジ型上場投資信託(ETF)の上場を承認したことを発表しました。

このETFは、注目の仮想通貨関連企業マイクロストラテジーの株価に連動する新型ETFであり、Defiance ETFsによって発行されています。

なお同日15日には、このETFが「MSTX」というティッカーシンボルでNASDAQ(ナスダック)に上場したことも報告されています。

Defiance ETFsは、MicroStrategy社に特化した初の単一銘柄ロングレバレッジETFであるMSTXを発表できることを誇りに思います。





Defiance ETFsは、2018年に設立されたETF(上場投資信託)発行会社で、主にテーマ投資とインカム投資に特化しています。また、アクティブに管理されるオプションETFを通じて、現在の収入を増やすことを目指しています。

プレスリリースによると、今回ローンチされたETFは、MicroStrategy株の動きを日々1.75倍に増幅させる画期的な商品で、マージン口座を必要とせずにレバレッジ投資を可能にするとされています。

Defiance ETFsのCEO、シルビア・ヤブロンスキー氏は「MSTXは、ビットコインへのロングレバレッジエクスポージャーを求める投資家の可能性を拡大します」とコメント、MicroStrategy株がビットコインよりも値動きが大きい特性を活かし、ETF形式でビットコイン市場へのレバレッジエクスポージャーを最大化できる点を強調しています。

ただし、同社は「このファンドは、ポートフォリオを積極的にモニタリングおよび管理する意図のない投資家による使用を意図しておらず、そのような投資家には適していない」とも注意喚起しています。

また、日次のレバレッジ投資目標を追求するため、レバレッジを使用しない代替手段よりもリスクが高くなる点も指摘されています。

MSTXは、トレーダーやアクティブ投資家など、ダイナミックな戦略を採用する洗練された投資家向けに設計されています。ファンドを理解していない、または資金を積極的に管理しモニタリングする意図のない投資家は、購入を控えるべきだとしています。

仮想通貨関連ETFの選択肢が広がる一方で、そのリスクの高さから慎重な投資判断が求められそうです。業界関係者からは、このような革新的な金融商品が市場にどのような影響を与えるか、注目が集まっています。

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