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NFT・ステーブルコイン活用した「新たな旅行体験」の実証実験:大和ハウスグループ

MIMARU宿泊者向けにNFT会員証を発行

大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアは2024年9月10日に、Web3を使った新しい旅行サービスの試験運用を株式会社コスモスホテルマネジメント、株式会社UPBONDと共同で同月17日から始めることを発表しました。

この新サービスはコスモスホテルマネジメントが運営するアパートメントホテル「MIMARU」の東京八丁堀と東京STATION EASTの2施設で行われます。

今回の実験の注目ポイントは「MIMARUの2施設に宿泊する宿泊者向けにNFT会員証を発行する」という点です。この会員証には、荷物の配送申し込み、本人確認、パスポート情報の事前登録といった機能が付いています。

また、この機能を使用する宿泊者には、インセンティブとしてステーブルコイン(仮想通貨)が付与されるとも報告されています。

この仕組みで、旅行者の面倒な手続きが減り、身分確認もスムーズになると見込まれています。今回の検証では、顧客体験の向上だけでなく、NFTステーブルコインの実用性も確かめられる予定です。

コスモスイニシアグループが目指す、新たな旅行体験価値イメージ(画像:コスモスイニシア)

「KURO-GO」サービスで快適な旅を実現

MIMARUはすでに「KURO-GO」というサービスを始めています。このサービスは、日本に来る外国人家族の不安や不便を減らすもので、現在はMIMARUの東京の宿と羽田・成田空港の間で、手荷物を当日中に配送するサービスを提供しています。

このサービスのメリットは次の通りです。

観光産業の未来を拓くWeb3

MIMARUの宿泊者は90%以上が外国人なので、訪日旅行者のニーズに合わせたサービスに力を入れています。「KURO-GO」もそのひとつで、今後拡充も予定されています。

この実証実験を通じてさらなる顧客体験の向上を目指し、MIMARUでは次のようなサービスも検討されています。

この新しい取り組みで、日本の観光業界でのWeb3の使い方が広がり訪日外国人により充実した体験を提供できると期待されています。これからの旅行のあり方そのものが、ここから変わるかもしれません。

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Souce:コスモスイニシア発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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