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グレースケール、Aaveの投資信託「Grayscale Aave Trust」発表

グレースケールがAAVEの投資信託を提供

米大手デジタル資産運用会社のグレースケールは2024年10月3日に、仮想通貨AAVEの投資信託を提供すると発表しました。

AAVEは、DeFiのレンディングプロトコルである「Aave」のガバナンストークンです。Aaveはスマートコントラクトを使用し、信用情報やID無しで仮想通貨の貸し借りを可能にします。

今回、グレースケールが提供する投資信託の名称は「Grayscale Aave Trust」です。この投資信託はAAVEのみに投資する仕様になっています。グレースケールは、この投資信託によって投資家がAAVEへのエクスポージャーを得られると述べました。

Grayscale Aave Trustは、仲介者を介さずにスマートコントラクトを通じて分散型で仮想通貨のレンディングを可能にするAaveのトークン「AAVE」へのエクスポージャーを投資家に提供します。

なお、今回の投資信託は、適格投資家を対象に提供されます。ほとんどの個人投資家は対象になりません。個人で適格投資家になるには、年間で20万ドル(約2,800万円)以上の収入、100万ドル(約1億4,000万円)の資産が必要になるなど、高いハードルが存在しています。

DeFiLlamaによるとAaveのTVLは約118億ドル(約1.8兆円)となっており、DeFiでもっとも資金を集めているレンディングプロトコルです。AAVEはガバナンストークンとして、プロトコル内での投票に使用できるほか、手数料の割引などの特典を受けられます。

グレースケールの担当者はプレスリリースで「Aaveは、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで、仲介業者を排除し、人間の判断への依存を減らしながら、貸し借りを最適化することを目指しています」とコメントしました。

グレースケールは商品の拡充を加速

グレースケールは、ここ数ヶ月で商品の拡充を加速させています。2024年8月にはアバランチ(AVAX)の投資信託を提供しており、9月にはエックスアールピー(XRP)の取り扱いを発表していました。

このほかにも、グレースケールは単一の仮想通貨の投資信託を20銘柄取り扱っています。単一の仮想通貨のみならず、7月にはAIなどのジャンルごとに複数銘柄を包括するバスケット型商品の提供も発表していました。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.72円)

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Souce:Grayscale公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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