BTC総供給量の9.3%をクジラが保有
仮想通貨分析プラットフォームCryptoQuant(クリプトクアント)の創設者兼CEOであるKi Young Ju氏は2024年10月16日に、ビットコイン(BTC)を大量保有するクジラ(大口保有者)のBTC保有量が短期間で急増していることを報告しました。
同氏の報告によると、平均保有期間が155日未満の新しいクジラのウォレットに保管されているビットコインの合計数量は10月16日時点で197万BTCに達しているとのことで、新しいクジラウォレットのBTC残高は年初来で813%増加し、BTC総供給量の9.3%に達していると説明されています。
今回報告されているクジラのウォレットは、BTCの平均保有期間が155日未満の新しいウォレットであるため、複数の大口投資家が短期間で大量のビットコインを蓄積していることが示唆されています。
新しいクジラウォレットは現在197万BTCを保有しています。
各ウォレットは1,000BTC以上を保有しており、平均保有期間は155日未満です。これらのウォレットは取引所やマイナーのウォレットを除いたものであり、おそらくカストディウォレットです。
これらのウォレットのBTC残高は年初来で813%増加しており、現在総供給量の9.3%を占めています。今日の時点でその価値は1,320億ドルに達します。
仮想通貨取引所のBTC残高は5年ぶりの低水準に
Ki Young Ju氏は最初にこの数値を見た時に「データエラーではないか?」と思ったとのことで、「これは機関投資家が1年以内に”ビットコイン”という会社の株式を8.2%追加取得したようなものだ」と語っています。
同氏はこのような状況について「機関投資家の参入によってビットコインの資本構成は多様化している。もはや誰もビットコインをギャンブルとは呼ばないし、より成熟した雰囲気になりつつあるように感じる」とコメントしています。
仮想通貨市場では今年3月頃から停滞が続いていますが、今月13日には仮想通貨取引所のBTC残高が5年ぶりの低水準に達したことも報告されているため、クジラを含む投資家たちは停滞期間中にビットコインを買い占めている可能性が高いと予想されています。
📉インサイト:ビットコインの取引所準備金が5年ぶりの低水準に達しました。わずか257万BTCのみが利用可能です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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