シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)のマーケティングリーダーであるLUCIE氏は2024年10月17日に、SHIBの分散型自律組織(DAO)と財団がまもなく登場することを告知しました。
LUCIE氏によると、SHIBのDAOと財団は2024年〜2025年にかけてローンチされる予定であるとのことで、「これによって完全に分散化された自律的な未来が実現されるだろう」と説明されています。
分散型自律組織(DAO)とは、中央集権的な管理者が存在しない、参加者同士で協力して運営される組織形態のことであり、一般的には特定の仮想通貨を保有しているメンバーに投票権を付与する形で運営が行われます。
LUCIE氏はDAOについて「SHIB、BONE、LEASH、TREATといった主要トークンの保有者が重要な意思決定を行うガバナンスシステム」と説明していて、このような分散型モデルを採用することで、短期的な噂や外部の声ではなく”SHIBを信じる人々”によってSHIBの未来が決定されるようになると説明しています。
SHIBのDAOに関する情報はこれまでにも複数回の報告で情報が明かされていましたが、今回の投稿では以下のような内容の報告がなされています。
- DAOと財団によって、トークン保有者はコミュニティプロジェクトから技術進歩に至るまで、あらゆることに投票できるようになる。
- 「Shib Doggy DAO Foundation」は、DAOを法的に支える存在となり、コミュニティによる決定が適切に実行されることを保証する。「Doggy Treasury」などの資産管理を行い、配分ミスを防ぎ、透明性と安全性を提供する。
- ガバナンスは「SHIB・BONE・LEASH・TREAT」からなる4つの主要分野に分かれる。
- SHIBはコミュニティ全体を統治する。
- BONEはSHIBのテクノロジーを支える。
- LEASHは保護と独占性を提供する。
- TREATはコミュニティプロジェクトを支援して資金を与える。
※TREATは未発行なので詐欺トークンなどに要注意。
LUCIE氏は「このガバナンスシステムは導入に時間がかかるかもしれないが、完全に稼働すれば永続的かつ自律的に機能するSHIBエコシステムのシステムを作り上げることができるだろう」と語っています。
SHIB DAOについては以前の報告で「SHIBの分散型ガバナンスは”チャリティ評議会”と”文化&遺産評議会”という2つの主要な評議会によって支えられることになる」ということも報告されています。
シバイヌは世界的な大規模コミュニティを有している代表的なプロジェクトであるため、DAOの本格稼働でどのような決定・行動がなされていくかなどにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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