IMXが証券にあたる可能性
BCGプラットフォームのImmutableが2024年11月1日にX（Twitter）アカウントで、SEC（米国証券取引委員会）からウェルズ通知を受け取ったと明らかにしました。
ウェルズ通知は、SECが企業などに対して訴訟を検討している旨を明らかにする文書のことです。SECがウェルズ通知を仮想通貨関連企業に送付する例は複数見られ、新たにImmutableが対象となりました。
今回、ウェルズ通知を受け取ったImmutableはXにて声明を公開しました。ウェルズ通知には明記されていないものの、Immutableは自社のトークン「IMX（Immutable）」の上場・販売が対象となっていると推測しています。
Immutableは、SECからウェルズ通知を受け取りました。これは、SECによる「執行による規制」と言える政策の新たな事例です。我々は初めての会話から数時間以内にウェルズ通知を受け取り、明らかに選挙前（米国大統領選）に決着したいという意図が見えます。
残念ながらSECはエスカレートしており、過去2ヶ月間でCoinbase、Consensys、Uniswapなどがターゲットになっています。SECによる過剰な権限の乱用は続き、ゲーム業界にまで拡大しました。
Immutableは、十分な資金力を持っており、必要であればゲーマーのデジタル所有権を守るために立ち上がって戦うことが可能です。同時に、SECの行動は困難な業界で革新を試みているスタートアップの育成を妨げています。
Immutableは対抗する意向
Immutableは公式サイトの声明で、SECや現在の規制に対して批判を行った上で、IMXが証券ではないと確信していると述べ、今後必要があれば対抗する姿勢を明らかにしています。
声明では、業界に対して強行な執行を利用した脅しが常習化しており、業界は明確なガイドラインを求めていると指摘しています。Immutableは規制に準拠するために数百万ドル（数億円）を投じており、明確な規制・ガイドラインは歓迎しているとも述べました。
また、SECの執行姿勢に対しても批判を行い、ウェルズ通知を受け取る前段階で十分な話し合いが行われず、何らかのアクションを起こす前にコミュニケーションを取る必要性を指摘しました。
SEC関連の注目記事はこちら
Souce：Immutable公式Xアカウント
執筆・翻訳：BITTIMES 編集部
サムネイル画像：Freepikのライセンス許諾により使用