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ビットコインはどこまで下がる?著名アナリストが語る注目のサポートライン

66,000ドル・62,000ドルが重要ライン?

ビットコイン(BTC)の価格は2024年10月29日に73,500ドル(約1,116万円)まで上昇して日本円建て過去最高値を更新したものの、その後は再び下落して記事執筆時点では68,000ドル(約1,033万円)まで価格が下落しています。

長期的な予想では多くのアナリストがビットコインのさらなる上昇を予想していますが、短期的な予想ではさらなる下落を予想する意見も多いようで、複数のアナリストが66,000ドル(約1,002万円)付近までの下落を予想しています。

66,200ドルが短期的な底値になる可能性

Xで約10万人のフォロワーを有する著名アナリストのTitan of Crypto氏(@Washigorira)もビットコインの下落を予想している人物の1人で、2024年11月3日には「66,200ドル(約1,005万円)が短期的な底値になる可能性がある」と語っています。

同氏はBTC/USDTの1日足チャート画像を投稿して「ビットコインは一目均衡表における転換線を超えてクローズできなかったため、さらなる調整の可能性を示唆している」と語っています。

66,200ドルは現在の基準線に相当する価格帯で「ブレイクアウトが確認されれば、66,200ドル付近の基準線での再テストが起こり、それがローカルボトム(短期的な底値)になるかもしれない」とコメントされています。


※一目均衡表:基準線・転換線・遅行線・先行スパン1・先行スパン2という5本の補助線を用いて相場の動きを分析するテクニカル指標。先行スパン1・2の間に発生する部分は「雲」と呼ばれ、様々な材料で未来の値動きや天井・底を予測できる。

ビットコインのローカルボトムが66,200ドルとなり、反発する可能性?💥

BTCは転換線🔴を超えてクローズできなかったため、さらなる調整の可能性が示唆されている。

もしブレイクアウトが確認されれば、66,200ドル付近の基準線🔵で再テストが起こり、それがローカルボトムになるかもしれない。

現在の価格帯は維持すべき注目エリア

66,000ドル付近の価格帯は、Xで734,000人以上のフォロワーを有する著名アナリストのミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏(@CryptoMichNL)にも「注目エリア」として強調されています。

同氏は現在の価格帯を”理想的な保持エリア”と表現しており「大統領選挙が迫っているため判断が難しいが、現在の価格を維持して再び上昇に転じることができれば、ビットコインは今後1〜2週間で新たな過去最高値に向かう可能性がある」と語っています。

なお、ビットコイン価格が66,000ドルを下回った場合のシナリオとしては「62,000ドル(約942万円)付近が新たなサポートになる可能性が高い」とされています。

注目エリアに到達しました。

選挙が近いので判断が難しいところですが、この水準が維持され、再び上昇に転じれば、素晴らしい時期が到来するでしょう。

その場合、ビットコインは今後1〜2週間で新たな史上最高値に向かう可能性があります。

米大統領選挙の結果にも注目

アメリカでは日本時間2024年11月6日から米大統領選挙の一般投票が開始される予定で、最終的な投票結果が確定するまでには数日かかる可能性があるとも伝えられているため、仮想通貨市場でももうしばらくの間は不安定な動きが続く可能性があると予想されます。

一般的な意見では「トランプ氏が勝利した場合には仮想通貨価格にプラスの影響がもたらされ、ハリス氏が勝利した場合には仮想通貨価格にマイナスの影響が出る可能性がある」と言われていますが、その一方では「どちらが勝利してもビットコイン価格は上昇する」という意見もでています。

米大統領選挙の結果は仮想通貨価格に大きな影響を与えると予想されますが、テクニカル分析で指摘されるサポートラインやレジスタンスラインもトレードを行う上で役立つ重要な要素の1つであるため、今後はそのような重要ラインでの値動きなどにも注目です。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=151.89円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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