暗号資産取引所を展開しているビットバンク(bitbank)は2024年11月8日に、暗号資産・ブロックチェーン関連のプロジェクトを対象とした本格的な投資活動を行う新子会社「Bitbank Ventures 合同会社」を設立しました。
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投資事業推進に向けて新子会社を設立
ビットバンク(bitbank)は2024年11月8日に、暗号資産やブロックチェーン技術を活用するプロジェクトに対してより本格的な投資活動を行うことを目的として「Bitbank Ventures 合同会社」という新子会社を設立したことを発表しました。
Bitbank Ventures 合同会社はビットバンクの100%子会社として設立された新会社で、投資事業を推進することによって、投資に係る意思決定の迅速化と体制強化を進めていくと説明されています。
ビットバンクの公式発表では、新会社設立の背景や今度の取り組みについて次のように説明されています。
ビットバンクはこれまで複数のプロジェクトやクリプトファンドと協働し、継続的に投資活動に従事してきました。より開かれた形でインターネット上での価値移転を実現する暗号資産やブロックチェーン技術を活用し、今後革新的なソリューションが生まれ、社会実装が進んでいくと考えています。
最近ではLLM(大規模言語モデル)の爆発的な普及を機にAI × クリプトの領域に注目が集まる等、技術・ビジネス動向は目まぐるしく変化をしています。投資に係る体制強化を行うことで、最新技術や海外を含めたビジネス動向を日々吸収し、未来の我々の社会を支えていく先進的な取り組みを支援していきます。
Bitbank Venturesは、グローバルに浸透していく新しいプロジェクトにいち早く着目し、日本の暗号資産ビジネスを発展・深化する橋渡し役を担い、世の中をより便利にしていきます。事業シナジーを踏まえたビットバンク各事業との事業化検討、日本市場のノウハウ共有、国内外パートナー紹介といった活動も、Bitbank Venturesを通じて行ってまいります。
Bitbank Venturesの概要・投資領域
Bitbank Venturesの公式サイトでは、同社の投資領域・投資ステージ・投資対象などについて以下のように説明されています。
【投資領域】
- レイヤー1
- レイヤー2
- インフラ
- 人工知能×クリプト
- ゲーム
- エンタメ
- 分散型金融(DeFi)
- Web3
【投資ステージ】
主にPre-SeedからSeries Aの国内外の暗号資産に関連したプロジェクトに対して、投資を実行。
【投資対象】
エクイティ・トークンを投資対象とする。また、純投資の観点のみならず、ビットバンクグループ各事業との事業シナジーも考慮して投資先を決定する。
【提供できる付加価値】
- ビットバンク各事業との優先的な事業化検討
ビットバンクグループの主な事業は、国内最大級の取引所事業(bitbank)、デジタルアセットのカストディ事業(JADAT)、GameFiプラットフォーム事業(FiKNOTS)。Bitbank Venturesは投資先との協業に向けた窓口となり、ビットバンクグループとの事業シナジーの最大化に努める。 - 日本市場参入支援
ビットバンクは2014年から日本で暗号資産事業を展開し、日本での暗号資産に係るビジネス動向や規制動向に知見がある。さらに、これまでの事業展開の過程で、国内の事業会社、メディア、アクセラレーター等との接点も豊富に持っている。投資先の参入方針に応じて、Bitbank Venturesはサポートを行う。 - 国内外のパートナー紹介
ビットバンクグループのネットワークの中から、国内国外のパートナーを紹介。クリプトプロジェクト、Web3インフラ企業、メディア、VC等との接点を投資先のニーズに応じて創出する。
なお、Bitbank Venturesの投資先にはゲーム特化型ブロックチェーンのオアシス(Oasys/OAS)も含まれており、パートナーの欄には「Alchemy、Animoca Brands、Fracton、MIXI」などの名前が記載されています。
ビットバンクはここ最近で事業拡大を続けており、最近では「信用取引サービスを開始すること」も発表されているため、今後の新たな発表や新規上場などにも注目です。
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Souce:ビットバンク公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Bitbank Ventures公式発表から引用