ホスキンソン氏を選ぶのは懸命な判断とコメント
カルダノ(Cardano/ADA)の開発企業Input Output Global(IOG)の社長であるタマラ・ハーセン氏は2024年11月8日に「トランプ・バンス政権はカルダノ創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏を仮想通貨政策顧問に選ぶ可能性が高い」との見解を示しました。
この見解は、カルダノのステークプール「DIGI」のオペレーターであるRick McCracken氏のX投稿にコメントする形で語られたもので、チャールズ・ホスキンソン氏を仮想通貨政策顧問に選ぶのは懸命な判断だとコメントされています。
カルダノは現在、完全に分散化された形でのプロジェクト運営フェーズに移行しているため、Rick McCracken氏は「ホスキンソン氏はカルダノをコミュニティに引き渡したため、自由な時間があるはずだ」と語っています。
【Rick McCracken DIGI】
トランプ・バンス政権が、チャールズ・ホスキンソン氏を仮想通貨政策顧問に選ぶことを検討してくれるといいのですが。彼は非常に有能で、カルダノをコミュニティに引き渡したので自由な時間があるはずです。【Tamara Haasen】
そうなる可能性は高いです。賢明な決断でしょう。
米国下院農業委員会でのスピーチ経験も
カルダノの生みの親でありながら、イーサリアムの共同創設者でもあるチャールズ・ホスキンソン氏は、以前から仮想通貨・ブロックチェーンに関するアドバイザーとしての役割も果たしており、2022年6月には米国下院農業委員会で仮想通貨・ブロックチェーンに関するスピーチを行ったことも報告されています。
また、先月はアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領との会談なども報告されていて、これまでにも多数の国や地域で仮想通貨・ブロックチェーンの採用を支援する活動を積極的に行なってきていることでも知られています。
チャールズ・ホスキンソン氏は仮想通貨・ブロックチェーンに関する非常に深い専門知識を有しているだけでなく、ブロックチェーン技術全体を通じて世の中を良くしようとする行動を行なっているため、米国の仮想通貨政策顧問として適任だと評価する意見が数多くあがっています。
チャールズ・ホスキンソン氏が仮想通貨コミュニティ全体を代表して米国議会で発言した際のことを思い出します。
彼はカルダノについては一切触れず、業界全体を大切に考えている姿勢を示しました。
トランプ大統領の下での仮想通貨アドバイザーとしても優秀な存在になるのではないでしょうか?
タマラ・ハーセン氏は本日9日のX投稿で「ホスキンソン氏はワイオミング州でスコット上院議員とも面会して今後の銀行規制について議論している」とも説明しており、「彼はこの分野で間違いなくトップクラスの人物の1人だ」と語っています。
ドナルド・トランプ氏は「米国を仮想通貨の中心地にする」という方針を既に語っていて、「現在の仮想通貨に対する違法な取り締まりに終止符を打ち、米国を仮想通貨業界のリーダーにする」という目標を示しているため、トランプ氏が今後どのような人物を各機関の主要メンバーに選び、どのような政策を行なっていくかには注目が集まっています。
カルダノやトランプ氏に関する注目記事
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Shutterstockのライセンス許諾により使用