90,000ドル突破で過去最高値を更新
ビットコイン(BTC)の価格は2024年11月13日から14日の深夜にかけてさらに高騰し、新たな過去最高値となる93,322ドル(約1,454万円)まで上昇しました。
その後は88,000ドル台まで下落したものの、記事執筆時点では90,000ドル付近まで回復しており、記事執筆時点のビットコイン価格は1BTC=90,056ドル(約1,403万円)となっています。
BTCはカップアンドハンドルパターンを形成
ビットコインの価格上昇が続く中で、投資家の間では「ビットコイン価格がどこまで上昇するか」に注目が集まっていますが、Xで81,000人以上のフォロワーを有する著名アナリストのアリ・マルティネス氏(@ali_charts)は「ビットコインの強気目標は255,000ドル(約3,970万円)に達する可能性がある」と語っています。
同氏は現在のビットコインでカップアンドハンドル(カップウィズハンドル)と呼ばれるパターンが形成されていることを指摘しており、「もしもこのパターンを辿っているのであれば、255,000ドルに達する可能性がある」と語っています。
カップアンドハンドル(カップウィズハンドル)とは、取っ手のついたティーカップのような形を特徴としたテクニカルパターンのことであり、株式市場や仮想通貨市場で上昇トレンド継続を示唆する強気シグナルとされています。
もしも、ビットコイン(BTC)の価格がカップ・アンド・ハンドルのパターンを辿っている場合、強気目標は255,000ドルに達する可能性があります!
クジラは1週間で約1.34兆円相当のBTCを購入
ビットコイン市場では、今月6日に米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利してから大幅な価格上昇が続いていますが、この価格上昇にはビットコインを大量保有するクジラ(大口投資家)の大量購入も関係しているようです。
アリ・マルティネス氏は本日14日の投稿で「ビットコインクジラは過去1週間で100,000 BTC以上購入している」と報告しており、その価値は86億ドル(約1兆3,400億円)に上ると説明しています。
ビットコインのクジラは過去1週間で100,000 BTC以上購入しています。その価値は86億ドルに上ります!
下落した場合の重要なサポートレベル
アリ・マルティネス氏は今月12日の投稿で、ビットコインが下落した場合に重要となるサポートラインについてもコメントしています。
同氏が投稿した画像は「In/Out of the Money Around Price(IOMAP)」と呼ばれる指標で、特定の価格帯におけるBTC保有者の平均取得価格やアドレス数などのデータが示されています。
今回投稿された画像では、72,880ドル〜78,150ドル(約1,136万円〜1,218万円)の価格帯が重要なサポートレベルになっていることが示されていて、マルティネス氏は注目すべきビットコインの主要なサポートレベルとして以下の価格帯を挙げています。
- 83,250ドル〜85,800ドル(約1,297万円〜1,336万円)
- 72,880ドル〜75,520ドル(約1,135万円〜1,176万円)
注目すべきビットコインの主要なサポートレベル
⚪️ 83,250ドル〜85,800ドル
🟢 72,880ドル〜75,520ドル
ビットコインでは1週間以上に渡って大幅な価格上昇が続いているため、短期的な下落調整には警戒が必要ですが、長期的な価格予想ではさらなる上昇を予想する意見が多く、仮想通貨業界の著名アナリストが20万ドル超えの価格上昇を予想しています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.85円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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