ビットコイン投資戦略について3分間のプレゼン
ビットコイン(BTC)を購入し続けていることで知られるMicroStrategy(マイクロストラテジー)のマイケル・セイラー会長が、Microsoft(マイクロソフト)の取締役会で「マイクロソフトがビットコインを購入すべき理由」について説明を行うことが明らかになりました。
これはVanEckが主催する形で2024年11月20日に行われたXスペースの中で明かされたもので、マイケル・セイラー氏はマイクロソフトの取締役会でビットコイン投資について3分間のプレゼンテーションを行うことに同意したと報告されています。
先月末には「マイクロソフトの株主がマイクロソフトにビットコインへの投資評価を提案したこと」が報告されていましたが、セイラー氏はビットコイン投資の提案をまとめた活動家から「取締役会でプレゼンして欲しい」との連絡を受けて、3分間のプレゼンを行うことに同意したとのことです。
なお、マイケル・セイラー氏は過去にこの件について話し合うためにマイクロソフトのサティア・ナデラCEOと秘密裏に会うことを提案していたとのことですが、その時には同提案が受け入れられなかったとも報告されています。
MicroStrategyは巨額購入を継続中
2024年12月10日の会議で株主が投票
マイクロソフトに対するビットコイン投資評価の提案は、マイクロソフトの株主である全米公共政策研究センター(NCPPR)によって提案されたもので、12月10日の会議ではマイクロソフトの株主が『バランスシートにビットコインを追加すべきかどうか』について投票を行うことになると報告されています。
全米公共政策研究センターは「BTC投資を続けているマイクロストラテジーの株価がマイクロソフトの株価を313%上回っていること」や「現物ETFなどによって機関投資家や企業のビットコイン採用が一般的になりつつあること」などを指摘しており、「最低でも企業は資産の1%でもビットコインで保有することの利点を評価すべき」と述べています。
マイケル・セイラー氏は「ビットコイン投資戦略の採用をバークシャー・ハサウェイ、アップル、グーグル、メタなどその他の企業でも議題にすルのは悪い考えではない」との考えも示しており、これらの企業は巨額の現金を保有して株主価値を燃やしていると指摘しています。
マイクロソフトの取締役会は過去に「Microsoftの経営陣は既にビットコインを含む幅広い投資可能な資産を評価している」と説明して、今回の提案に反対票を投じることを推奨していたため、今回の提案は却下される可能性もありますが、ビットコイン投資戦略を採用する動きは世界的に拡大してきているため、今後の投票結果などには注目が集まっています。
取締役会の意見などはこちら
Souce:VanEckのXスペース
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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