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AAVEのPolygon撤退騒動で対立が激化|創設者がコメントする事態に

PolygonがAAVEを批判

Polygon(POL/MATIC)は2024年12月18日、公式Xアカウント上でAAVEのDAOやガバナンスが独占的であるなどと批判しました。

Polygonのガバナンスでは、12月12日にブリッジのステーブルコインの準備金を運用する提案が行われました。この提案では、ステーブルコインを運用することで約7,000万ドル(約100億円)の収益が期待でき、エコシステムに還元できると主張されています。

一方で、ブリッジには過去にさまざまな脆弱性が発見された事例が存在し、積極的な運用を行う方針に対してコミュニティやエコシステムから懸念が表明されていました。

エコシステムの1つであるAAVEのガバナンスでも動きが見られています。Polygonにおける一連の動向はリスクが高く、段階的にネットワークから撤退する提案が行なわれました。

これらを受けてPolygonの公式Xアカウントは「AAVEのリーダーシップは残念なもので、独占的だ」と批判しました。また、その背景としてAAVEが過去に類似した提案を行っていたことも指摘しています。


(中略)AAVEのリーダーシップは非常に残念なものです。当初は同様の提案を行っていた一方で、主要な競合相手が注目を集めるようになると、Polygonから撤退すると脅迫するようになりました。独占的な戦術やイノベーションを抑制する試みに屈することはありません。

投稿では、コミュニティやエコシステムの懸念が見られたことから、提案が進展する可能性が低いとも述べられています。

DeFiLlamaによると12月19日時点で、AAVEのTVLは約4億2,000万ドル(約650億円)で、Polygon上で最大のDeFiプロトコルです。仮に撤退が実現した場合は、大きな痛手になると見られています。

AAVEやPolygon幹部のコメント

上記のような一連の動向を受けて、PolygonやAAVEの関係者が相次いで意見を表明しています。Polygonの創設者は「AAVEのアプローチは反競争的」と指摘しました。

(中略)AAVEの動向は独占的かつ反競争的な行動で、Web3の精神ともまったく一致していません。これはDAOのリーダーシップが他のエコシステムを脅迫し、自分たちの思い通りにしようとする顕著な事例です。

一方で、AAVE創設者はAAVEにおける一連のガバナンスを支持する意見を表明し「ユーザーを保護するものであり、まさにDAOが行うべきこと」と述べています。

(中略)Polygonの提案に対する主なフィードバックは、資金を高リスクな投資に使用する点に不満を抱いているというものです。AAVEが議論を開始し、ユーザー保護のための行動を取ったことはDAOとして望ましい対応といえます。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

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