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エルサルバドル、中国と会談でビットコインの成果を強調|今後も保有量増加か

エルサルバドルが中国と会談

エルサルバドル副大統領が2024年12月24日に公式X(Twitter)を更新し、中国との会談でビットコイン(BTC)保有による成果をアピールしました。

エルサルバドルは積極的にビットコインを導入している国家として知られており、国の準備金や法定通貨に採用したことで知られています。副大統領のXでは、このような取り組みを中国との会談でアピールしたことを明かしました。

フェリックス・ウジョア・ジュニア氏(エルサルバドル副大統領)は、中国大使を迎えました。両国の強固な友好関係と、エルサルバドルのイノベーションと経済発展などについて議論しています。

まず、副大統領は同国が経済的自由・デジタル経済の模範となり、国家準備金(ビットコイン)が5億ドル(約780億円)以上に達したことを強調しました。

ブロックチェーン関連の分析を提供するArkhamによると、エルサルバドル政府は現在約6,000枚のビットコインを保有しており、2024年12月25日時点で約5.8億ドル(約900億円)に相当します。

このほか会談では、経済分野での連携などについて議論が行われた旨が投稿されています。

エルサルバドルのビットコイン保有量は今後増加か

エルサルバドルは、今後もビットコイン保有量を増加させる可能性があります。12月21日に大統領のアドバイザーと見られるマックス・カイザー氏は、米ドルに対して批判的な意見を述べたうえで「エルサルバドルの当面の目標は、さらに2万BTCを取得することです」とコメントしました。

(中略)米国政府は、米ドルをオープンソース化して、自国の敵国(ロシア・イラン・内部告発者など)に使用させるつもりはないです。米ドルは暴力によって支えられている一方で、ビットコインは平和によって支えられています。

ブケレ大統領はそれを理解しており、エルサルバドルは平和的なビットコインに移行しています。エルサルバドルの中間目標は、今後さらに2万BTCを取得することです。

2024年9月時点のデータ(Arkhamが追跡するものに限る)でエルサルバドルは世界で4番目にビットコインを保有しています。1位は米国、2位は英国、3位はブータンです。

仮に2万BTCを保有した場合、約1.1万枚を保有するブータンを抜いて3番手に躍り出る可能性があります。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.1円)


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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部

サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用