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セキュリティトークン特化型取引所「OKMSX」を開設|マルタ証券取引所とOKExが協力


マルタ証券取引所(MSX)は、OKExやBINANCE(バイナンス)などの複数の企業と協力してセキュリティトークンに特化した新しい仮想通貨取引プラットフォームを立ち上げることを発表しました。

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「OKMSX」と呼ばれるこの新しい取引プラットフォームは、OKExが培ってきた仮想通貨やセキュリティなどの専門知識と、マルタ証券取引所の26年の実績を合わせて構築されたものであると説明されており、有価証券に該当する仮想通貨である“セキュリティトークン”の取引に特化したサービスを提供していくと報じられています。

またこのプロジェクトでは、OKExとMSXだけでなくドイツでブロックチェーンプラットフォームを運営している「Fifth Force(フィフス・フォース)」とも協力しています。「Fifth Force」が運営している「Neufund(ニューファンド)」は、企業が株式をトークン化して株式トークン取引(ETO)を通じて売却できるプラットフォームを提供しています。

Neufundの共同設立者兼CEOであるZoe Adamovicz(ゾーイ・アダモヴィチ)氏は、今回の提携の目的について「世界で最初の規制された分散型グローバル証券取引所を開設することである」と説明しています。

またMSXは、仮想通貨取引所BINACE(バイナンス)とも提携しており、バイナンス側もMSXの「セキュリティトークン」を受入れることに合意しています。

MSXで会長を務めているJoe Portelli(ジョー・ポッテリ)氏は、今回の提携について「国際的なデジタル・イノベーションの中で、マルタが卓越した拠点となるための幕開けである」と語っています。

このパートナーシップと共にコンプライアンスと規制面での当社の専門知識を活用することによって、セキュリティトークンの分野で新しい扉を開くことができます。

マルタ議会は今月の初め、ブロックチェーン技術を適切に規制するための枠組みを定めるための3法案を承認し、法制化しています。この法案が承認されたことによって、マルタではより自由に適切な環境でブロックチェーン関連の事業を行うことができるようになるため、それらの関連企業やプロジェクトの大きな後押しになると期待されていました。

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今回の明らかになった新たな取引プラットフォームが正式にサービスを開始した時には、現在すでにブロックチェーン大国として急速に成長しているマルタ共和国や、同国で事業を展開している複数の企業はさらなる成長を遂げることになるでしょう。

マルタを拠点にサービスを提供している仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)の登録ページはこちら。

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