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TRON:ブロックチェーン上の3D仮想世界「NeoWorld」にトロンタワー建設


トロン(Tron/TRX)のCEOであるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、ブロックチェーン上に「3D仮想現実世界」を構築している「NeoWorld(ネオワールド)」と提携したことを2018年11月8日に報告しました。バーチャル空間上に存在するこの都市にはすでにTRONタワーが建設されています。

こちらから読む:DAppsゲームでも人気高まる「TRON/TRX」

NeoWorld(ネオワールド)とは

NeoWorld(ネオワールド)とは、ブロックチェーン上に構築された「3D仮想現実世界」で生活することができる多人数同時参加型オンラインゲーム(MMO)です。NeoWorldの世界ではコミュニティに参加している数多くのプレイヤーが生活を送っており、バーチャル空間上での仕事をこなしたり、土地を購入して建物を建築したり、世界を探索したりといった、現実世界と同じような豊富なミッションをこなしています。

プレイヤーはチャット機能などを通じて他のプレイヤーと会話することもできるようになっており、NeoWorld Cash(NASH)という専用の仮想通貨を通じて、様々なコンテンツの売買を行うことができるようになっています。

現時点では、100,000以上の土地が売却されており、仮想空間で1日に130万件もの雇用が行われています。NeoWorldが展開する仮想世界は「社交的なやり取り」や「ビジネスの管理」が重要なテーマとなっており、創造力のあるユーザーに無限の可能性もたらすように設計されています。

仮想現実世界で協力関係を強化

Justin Sun(ジャスティン・サン)氏は、NeoWorldと提携していることを報告すると共に仮想世界に建築された「TRONタワー」の画像も投稿しており、今回の提携の目的を次のように説明しています。


TRONはNeoWorldと提携しています。
両者の協力関係は「NeoWorld」への参加を軸としており、NeoWorld Exclusive Islandの企画や、コミュニティの生態系内で協力関係を強化することなどを中心に進められます。

NeoWorldは、TRONの他にも仮想通貨マイニングの大手企業であるBITMAIN(ビットメイン)などとも提携を結んでおり、仮想世界の中にはBITMAINのビルもすでに建設されていますが、新しく建築されたTRONの建物はコミュニティ内ですでに高い評価を獲得しており、「高さ」と「働きがい」の両方の面でトップにランク付けされています。今後はNeoWorldの開発を進めるための詳細な計画が発表される予定となっています。

仮想通貨TRXの採用は?

NeoWorldで利用できる仮想通貨は今のところ「NeoWorld Cash(NASH)」のみとなっています。公式サイトでも、NASHはNeoWorldで利用できる唯一の通貨であることが記されています。ゲーム内でTRXが利用できるようになるといった報告は現時点ではされていませんが、これから何らかの形で利用できるようになるのではないか?と期待する声も出ています。

TRONの公式発表では『これから”NeoWorldアイランド”の詳しい計画を立てる予定』であるとされているため、この計画にTRXを利用できる環境の構築が含まれている可能性も考えられます。TRONはすでに複数のダイスゲームなどの複数のゲームで大きな成果を上げているため、今回の提携を通じてバーチャル空間上にそのようなアプリケーションが構築されることなども考えられます。

TRONがバーチャル空間上で展開する新たなコミュニティやそれらの活動にも注目が集まります。

トロン(TRON/TRX)の価格|2018年11月9日

トロン(TRON/TRX)の価格は11月7日に大きく上昇しましたがその後はすぐに下落しており、2018年11月9日の時点では「1TRX=約2.64円」で取引されています。

2018年11月9日 TRXのチャート(引用:coingecko.com)