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Brave(BAT)仮想通貨「報酬システム」実装に進展|広告収入をユーザーに還元


仮想通貨ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)を用いた独自の機能で注目を集めているウェブブラウザ「Brave(ブレイブ)」は、デベロッパー向けの機能として「広告表示・配信」のテストができるようになったことを2019年1月15日のブログ記事で発表しました。

こちらから読む:ネットサーフィンで仮想通貨がもらえる「Brave(ブレイブ)」とは?

広告閲覧で「仮想通貨」が貰える|Brave

Brave(ブレイブ)のウェブブラウザは、コンテンツ制作者とブラウザ利用者の両方が仮想通貨報酬を受けることができるサービスを提供しています。

このブラウザには「広告ブロック機能」が標準搭載されているため、ユーザーは広告のない状態でウェブサイトを表示することができるようになっており、サイトの表示速度も大幅に向上しています。

一般的なブラウザとは違い、初めから広告が非表示となっている「Brave」では、広告の表示を許可して閲覧したユーザーには仮想通貨で報酬が支払われる仕組みが採用されています。この仮想通貨はブラウザ内の様々な場面で使用できるようになっているため、「広告機能」の実装には以前から期待が高まっていました。

「広告収入の分配機能」導入に前進

今回発表された内容は、広告機能の本格的な実装のための重要なステップであり、開発者が広告のプレビューをテストするための機能が追加されています。

広告のプレビュー機能はデベロッパー向けのBraveブラウザに実装されており、macOSとWindowsで利用できるようになっています。これによって開発者は広告の表示や配信をテストすることができるようになります。

ユーザーからの期待が高まっている「広告閲覧者に対する広告収入の分配機能」に関しては、今回のバージョンでは提供されていないものの、数週間以内にはベータ版で提供予定だと伝えられており、macOS、Windows、Linux、Androidなどで提供される予定となっています。

3ヶ月で「2,500BAT」獲得

広告表示機能が正式に実装されれば、ユーザーは「Braveブラウザ」で広告を閲覧した際に発生する広告収入の70%を仮想通貨ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)で受け取ることができるようになります。

Braveブラウザは以前から仮想通貨を使ってウェブサイト運営者に寄付を行う機能なども実装しており、海外メディアである「CCN」は、今回の発表に伴い過去3ヶ月間で2,500BAT(約32,500円)の報酬を獲得していることを報告しています。

獲得したBATはコンテンツ制作者やウェブサイトへの寄付に使用できるできるだけでなく、有料コンテンツの支払いなどにも利用できるようにすることが計画されているため、今後の動きにもさらに期待が高まります。

Basic Attention Token(BAT)の価格|2019年1月17日

Basic Attention Token(BAT)の価格は、今月14日に「1BAT=13円」近くまで下落しており、2019年1月17日時点では「1BAT=13.58円」で取引されています。

2019年1月17日〜17日 BATのチャート(画像:coingecko.com)