HTCのブロックチェーンスマホ:デフォルトブラウザとして「Brave(ブレイブ)」を採用
ブロックチェーンスマートフォン「Exodus(エクソダス)」を開発している「HTC」は、デバイスの購入方法を仮想通貨決済に限定してビットコイン(BTC)などの使用を促進するだけでなく、暗号通貨ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)を取り入れたWebブラウザ「Brave(ブレイブ)」をデフォルトブラウザとして採用することを決定しました。
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Brave標準搭載が決定:Exodus
Brave(ブレイブ)の開発・運営を行なっている「Brave Software」のCEOであるBrendan Eich(ブレンダン・アイヒ)氏は、2018年12月9日に自身のTwitter上でBraveがExodusのデフォルトWebブラウザとして採用されたことを発表しました。
We are very happy to have @Brave as default browser & to be working with HTC on their Exodus phone: https://t.co/J5WQrqODKa
— BrendanEich (@BrendanEich) 2018年12月8日
私たちはBraveがExodusのデフォルトブラウザとして採用されたこと、そしてHTCと共に働いて行けることを非常に嬉しく思います。
HTCが開発しているブロックチェーンスマートフォン「Exodus(エクソダス)」は、仮想通貨を自分の携帯電話で合理的に管理したいユーザーに焦点を当てて設計されており、複数の仮想通貨を管理することができる独自のハードウェアウォレット「Zion(ザイオン)」なども組み込まれています。
仮想通貨の保管・使用や分散型アプリケーション(DApps)の利用に特化したブロックチェーンスマートフォンのブラウザとして「Brave」を標準搭載することは理にかなっていると言えるでしょう。
ブロックチェーン搭載Webブラウザ:Brave
Brave Browser(ブレイブ・ブラウザー)は、Webブラウザの根本的な仕組みに改良を加え、コンテンツ提供者とブラウザ利用者との関わり方を新しいものへと変えるためにブロックチェーン技術を採用しています。このブラウザには広告をブロックする機能が標準装備されている他、コンテンツの製作者に仮想通貨ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)で寄付を行うことができる仕組みなども搭載されており、今後はウェブサイトを閲覧するユーザーにBTAでの報酬が支払われる仕組みも実装される予定となっています。
広告をブロックすることによって、悪質なWebサイトから保護されるだけでなく、サイトを表示する速度も格段に速くなっています。またBATによる報酬は広告の表示を許可したユーザーに対してその報酬として支払われる予定となっています。
Basic Attention Tokenは、2018年11月に米国最大の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が提供している「Coinbase Pro(コインベース・プロ)」での取り扱いが発表されたことによってさらに人気が高まっており、世界的にも注目される仮想通貨の一つとなっています。
現在Braveはまだ開発段階でもあるため、期待されている機能の全ては公開されていませんが、それらの機能が実際に利用可能になり「Exodus」でも利用できるようになれば、Webサイトの閲覧などに関する常識は大きく変わる可能性があります。これからさらに新しい発表が続くと予想される「Exodus」や「Brave」に関する最新情報はブロックチェーン革命の中でも特に注目すべき項目の一つであると言えるでしょう。
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Basic Attention Token(BAT)の価格|2018年12月10日
Basic Attention Token(BAT)の価格は今月7日に「1BAT=14円」近くまで下落しており、2018年12月10日時点では「1BAT=16.26円」で取引されています。