ディセントラランド(Decentraland/MANA)は、2019年2月26日にHTCが開発しているブロックチェーンスマートフォン「Exodus 1(エクソダス・ワン)」とパートナーシップを結んだことを発表しました。これによって「Exodus 1」ではDecentralandで提供される「仮想不動産」や「デジタル資産」をデバイス本体で直接管理することができるようになります。
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ディセントラランド(Decentraland/MANA)とExodus(エクソダス)の開発チームは、Decentralandのエコシステムをブロックチェーンスマートフォン「EXODUS 1」に統合するために協力しています。両社の協力によって「Decentraland」で提供される全ての資産を「EXODUS 1」で安全に保管・管理することができるようになります。
また「HTC Exodus」と「Decentraland」は、ユーザーが自分のアイデンティティやプライバシー、そして仮想通貨やその他のデジタル資産をオンラインで管理する方法を再定義すると約束しています。自分の秘密鍵を「EXODUS 1」のハードウェアに直接保存することによって、ユーザーは自分のIDやデータ、デジタル資産を普段から身につけているスマートフォン上で気軽に管理することができます。
Decentraland上で提供されている仮想不動産「LAND(ランド)」や、Decentralandで発行されている仮想通貨「MANA」は、「EXODUS 1」に搭載されているデジタル資産保管庫である「Zion Vault」で安全に保管することができます。これによって、サードパーティ製の拡張機能などを使用せずに「EXODUS 1」から直接Decentralandで扱う資産を販売・購入・管理することができるようになります。
「EXODUS 1」に搭載されている「Zion Wallet」では、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ERC-20トークン
・ERC-721グッズ
を安全に保管・管理することができるようになっています。
HTCは先日「Exodus 1」を699ドル(約7万7,000円)で2019年3月1日から発売することを発表しており、北米地域ではすでに予約注文が始まっていると伝えられています。
最近では、韓国の大手スマートフォンメーカーSAMSUNG(サムスン)が新しく発売する「Galaxy S10(ギャラクシー・エステン)」にも、仮想通貨ウォレット機能やブロックチェーン関連サービスが搭載されることが発表されています。
また、SIRIN LABSが開発したブロックチェーンスマートフォン「FINNEY(フィニー)」もすでに日本で販売されています。これらの各メーカーはそれぞれで独自の機能を実装しているため、今後も「ブロックチェーンスマホ市場」では競争の激化と共により魅力的なサービスが提供されていくと予想されます。
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