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SBIがxCurrentを実装した送金アプリ「Money Tap」を発表

SBIホールディングスは、Ripple社のブロックチェーン技術を活用したスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を発表しました。住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行の3行は、ブロックチェーンを活用したiOS/Android向け送金アプリ「Money Tap」を夏以降に一般公開します。

次世代の送金アプリ「Money Tap」

「Money Tap」は、金融基盤に接続する個人間送金アプリです。対応している銀行間であれば、24時間365日・ローコストでの送金が可能となります。

銀行口座番号による送金だけでなく、携帯電話番号やQRコードを用いた送金もできる仕様となっており、指紋による生体認証と組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図っています。

送金の際に銀行口座番号が分からなくても、登録された「電話番号」や「QRコード」を使うことで、数タップで該当の銀行口座宛にリアルタイムかつ安全に摩擦のない送金をすることができます。

SBI Ripple Asia代表取締役の沖田貴史氏は以下のように語っています。

「さまざまな送金アプリが出てきているが、本コンソーシアムは銀行だからできることを追求した。Fintech企業のサービスは、資金決済法に準拠しているため、プリペイドのバリューに置き換えて送金するやり方が主流であり、出金できなかったり出金時に手数料がかかる。Money Tapは、銀行主導の決済ソリューションのため、トータルのユーザーエクスペリエンス(UX)に関しては使いやすいものを提供できる」

xCurrentを実装した商用版「RCクラウド2.0」

SBIホールディングスとSBI Ripple Asiaが加盟する「内外為替一元化コンソーシアム」は、2017年12月にRipple社のソリューションである「xCurrent」を実装した商用版「RCクラウド2.0」を完成させました。

Money Tapは、この「RCクラウド2.0」に接続することで多くの利点を得ています。

現時点では個人間送金に機能を絞っていますが、将来的には外為機能も追加される予定です。さらには「アルバイト代の日払い」などのB2BやP2Bの法人向けソリューションの提供を目指しているとのことです。

現時点では、住信SBIネット銀行/りそな銀行/スルガ銀行の3行が対応を進めており、4月以降に試験運用を開始し、夏以降の一般公開を目指しています。

今後対応する銀行はコンソーシアムに参加している銀行を中心に、順次拡大予定となっています。
コンソーシアムには三菱東京UFJ銀行やセブン銀行、みずほフィナンシャルグループなども参加しています。

(引用元:SBIホールディングス公式サイト