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PepsiCoの報酬サービス「Pepcoin」仮想通貨業界からの反応は?


ペプシコーラなどの商品で知られるアメリカ・ニューヨークの食品・飲料大手「PepsiCo(ペプシコ)」は、2019年9月12日に独自の報酬システムである「Pepcoin」のサービスを開始しましたが、”仮想通貨ユーザーからはあまり賞賛の声が得られていない”と伝えられています。

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ペプシコが提供する「Pepcoin」とは

PepsiCo(ペプシコ)が先月から導入している「Pepcoin」は、ペプシコーラ・チートス・マウンテンデュー・ドリトスなどといった60種類以上のドリンクやスナックを購入すると報酬を得ることができるサービスとなっており、米国地域限定でサービスが提供されています。


好きなブランドを食べたり飲んだりして報酬を獲得しましょう!PepsiCoのPepCoinは、お気に入りのPepsicoおよびFritolay製品を購入することによって報酬を得ることができる新しいプログラムです。

「Pepcoin」という名前を聞くと”仮想通貨”のような印象を受けますが、このコインにブロックチェーン技術は使用されていないため、Pepcoinは一般的な”ポイント報酬制度”のようなものとなっています。

このサービスはPayPal(ペイパル)が所有するモバイル決済サービスである「Venmo(ベンモ)」と「PayPal」を活用した報酬キャッシュバックプログラムであり、対象となる製品を購入したユーザーに10%のポイントキャッシュバックが提供されるものとなっています。

具体的には「ボトルキャップの裏面」や「スナック菓子の袋」に記載されているコードをスマートフォンでスキャンすることによって報酬を獲得することができるようになっており、金額が2.00ドル(約217円)に達すると「Venmo」もしくは「PayPal」のアカウントに直接出金することができるようになっています。

仮想通貨業界の期待には答えられず…

Pepcoinのサービス自体は魅力的なものとなっているものの、サービス開始から約1ヶ月が経過した現時点では「仮想通貨ユーザーからはあまり賞賛が得られていない」と報じられており、「仮想通貨ブームに便乗している」といった批判的な意見も見られています。

しかし、ペプシコ自体はブロックチェーン技術に否定的な立場をとっているわけではなく、今年5月にはシンガポールのブロックチェーン企業「Zilliqa(ジリカ)」のブロックチェーンプラットフォームを使用して広告表示の精度を最大28%向上させるテストに取り組んでいることも明らかにされています。

仮想通貨業界では「ペプシコが”独自仮想通貨”を発行すること」を期待する声が多数出ていたため、今回のサービスには”物足りなさ”を感じている人が多いのかもしれません。「Pepcoin」に関する詳しい情報は以下の公式サイトをご覧ください。
>>「Pepcoin」の公式サイトはこちら