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Ubisoft:EOSベースのブロックチェーンゲーム企業「Ultra/UOS」と提携


イオス(Eos/EOS)ベースのゲーム配信プラットフォームである「ウルトラ(Ultra/UOS)」は2019年11月21日、Assassin’s Creed(アサシンクリード)やWatch Dogs(ウォッチドッグス)などといった数多くの人気ゲームを世に送り出しているゲーム開発会社「Ubisoft(ユービーアイソフト)」と提携したことを発表しました。

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UOSブロックチェーンの「テストネット」に参加

イオス(Eos/EOS)ベースのゲーム配信プラットフォームである「ウルトラ(Ultra/UOS)」は、2019年11月21日にフランスに本社を構える人気のゲーム開発会社「Ubisoft(ユービーアイソフト)」と提携したことを発表しました。「Ubisoft」は2020年にUltraがメインネットを公開する前に同社のUOSテストネットに参加する予定だと伝えられています。

市場独占を打破するために開発された”次世代型のゲーム配信プラットフォーム”である「ウルトラ(Ultra/UOS)」は、独自の仮想通貨「ウルトラコイン(UOS)」も発行しており、ベータ版のテスト・市場調査・広告視聴・ゲームのキュレーションなどに参加したプレイヤーに対してUOSで報酬を提供したり、開発者向けのマーケティングツールやコミュニティとの繋がりを作る機会、新しい収益源などを提供しています。

「Ubisoft」はこのような統括的なエコシステムを構築している「Ultra」に潜在的な可能性があると考え、UOSブロックチェーンのテストネットに参加することを決定したと伝えられています。

今回の提携によってUOSブロックチェーンは「Ubisoft」でも使用されることになり、ゲーム内資産の作成・プレイヤー間での所有権の移動・支払いチャネルの促進などがテストされると報じられています。また、UltraはUbisoftを「ブロックプロデューサー」として選択したとも伝えられています。

UbisoftのBlockchain InitiativeディレクターであるNicolas Pouard氏は『同社は”ゲーム関連のブロックチェーンアプリケーションをサポートすることが重要である”と考えている』と述べています。

Ubisoftは、少なくとも1年間に渡ってブロックチェーン関連の取り組みを進めてきており、ゲーム内にブロックチェーンを活用した”仮想アイテム”を実装することなどを計画していると伝えられていました。Ubisoftは日本でも人気のゲーム開発会社であり、「Crunchbase」によると同社の収益は25億ドル(約2,700億円)とも見積もられているため、同社が「Ultra」のブロックチェーン技術を本格的に活用し始めれば、ブロックチェーンゲーム業界に大きな影響をもたらすと予想されます。

(参照:Ultra