イーサリアム（Ethereum/ETH）は、日本時間2019年12月8日午前9時25分にブロック高「9,069,000」に到達し、予定されていたハードフォーク「Istanbul（イスタンブール）」を完了しました。これはイーサリアムにとって約1年ぶりの大型アップデートとなります。
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メトロポリスにおける3番目のアップデートを完了
イーサリアム（ETH）の大型アップデート「Istanbul（イスタンブール）」は、ブロック高「9,069,000」に到達した日本時間2019年12月8日午前9時25分に無事実装されました。イーサリアムは現在「Metropolis（メトロポリス）」と呼ばれる開発段階にあり、イスタンブールはこの開発段階における3番目のアップデートとなります。
イスタンブールには、6つの個別のアップグレード、またはイーサリアム改善提案（EIP）が含まれており、
・Zcash（ZEC）等equihash-PoWとの相互運用性
・DDoS攻撃に対するネットワーク・レジリエンス
・Gasコストの削減
などが目的とされています。
このアップデートに伴い、仮想通貨取引所や個別のノード、マイナーは自身のイーサリアムノードをアップデートする必要がありますが、ウォレットや仮想通貨取引所などでETHを保有している方々は特に作業を行う必要はありません。
イーサリアムは今後、さらに3つの段階からなる「Ethereum 2.0（Serenity／セレニティ）」のアップグレードも控えており、このアップグレードにおける「フェーズ0」の段階ではプルーフ・オブ・ワーク（PoS）とプルーフ・オブ・ステーク（PoS）を組み合わせた仕組みが実装される予定となっています。
2019年12月8日｜イーサリアム（Ethereum/ETH）の価格
イーサリアム（Ethereum/ETH）の価格は先月25日に14,000円近くまで下落して以降は徐々に回復してきており、2019年12月8日時点では「1ETH＝16,159円」で取引されています。
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