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ブロックチェーンで「フェラーリ」などをトークン化|高級車への少額投資が可能に


投資プラットフォームである「CurioInvest(クリオインベスト)」とデジタル資産取引所である「MERJ」が提携して、フェラーリなどの高級車に裏付けられたトークンを提供することが明らかになりました。このサービスが提供されることによって、個人投資家などが1億円を超える高級車に1ドル(約108円)から投資できるようになります。

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CurioInvest(クリオインベスト)とは

CurioInvest(クリオインベスト)は、様々な投資家が高級車などの高価な資産に投資できる環境を提供しているオンライン投資プラットフォームであり、1つの資産に複数人が投資できるようにするためにイーサリアム(Ethereum/ETH)ブロックチェーン技術を用いてそれぞれの資産に裏付けられたトークンを発行しています。

希少価値の高い高級車などは数千万円〜数億円ほどの高値で取引されることもありますが、このような高級車を購入できるほどの資産を保有している人はごくわずかであり、一般的な人々には無縁の存在となっていました。

しかしこれらの資産をブロックチェーンでトークン化すれば、対象となる資産の権利を複数人で所有することができるため、少額からでも高級品に投資することができるようになり、より多くの人々が市場に参加できるようになると期待されています。

高級自動車「2億ドル相当」をトークン化

「CurioInvest」と「MERJ」は合計500台の高級自動車をトークン化することを計画しており、それら全ての資産価値の合計金額はおよそ2億ドル(約216億円)にのぼると報告されています。最初にトークン化される自動車はフェラーリの「F12tdf」であり、その価格は110万ドル(約1億2,000万円)だとされています。

「CurioInvest」の公式サイトによると、フェラーリ「F12tdf」のトークンは1ドル(約108円)から購入することができるようになっており、トークン化された自動車の本体はドイツ・プライデルスハイムの保管庫で保管されていると説明されています。「F12tdf」のトークンは、セーシェル共和国の金融サービス機構から証券取引所として公式に認定を受けたデジタル資産取引所「MERJ」で取引できるようになるとされています。

このトークンは”近日公開予定”となっており、その他のトークンについての情報は掲載されていないものの、同社の公式サイトには「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」や「Lamborghini(ランボルギーニ)」などの車種も掲載されているため、今後は投資可能な資産の数も増加していくと期待されます。

「Bloomberg」の報道によると、両社は「ビンテージカー・ワイン・宝石」などといった希少性の高い資産が今後も評価され続けると期待しており、このようなコレクターズアイテムが”安全資産”として扱われてきたことに注目していると伝えられています。

高級品やアート作品などの資産をトークン化して販売するアイデアは、これまでにも複数の業界で採用されているため、今後このようなサービスが普及することによって、一般の人々が様々な商品に投資できる環境が構築されていくことになると期待されます。

>>「CurioInvest」の公式サイトはこちら