ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)は2020年5月6日、マネックス・グループなどが出資している仮想通貨取引所「ErisX(エリスX)」の精算機関である「Eris Clearing, LLC」に対して、仮想通貨関連事業と送金事業のライセンスを付与したことを発表しました。
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NY州で「仮想通貨取引サービス」の提供が可能に
ErisX(エリスX)は米国の仮想通貨取引所であり「Fidelity Investments」や「Nasdaq Ventures」に加えて「マネックス・グループ」などから出資を受けています。
「Eris Clearing」はニューヨーク金融サービス局(NYDFS)から正式にライセンスを取得したことによって「ErisX」のプラットフォームを通じて規制の厳しい”ニューヨーク州”の顧客に仮想通貨取引サービスを提供することができるようになります。また「Eris Clearing」は、ErisXで売買される仮想通貨先物契約の清算機関としても機能します。
ErisXのCEOであるThomas Chippas(トーマス・チッパス)氏は、今回のライセンス取得について次のように述べています。
我々が既存の資本市場から借りた高い水準へのコミットメントと仮想通貨市場への適用能力を示したことをNYDFSが評価したことを嬉しく思います。
当社の技術スタック・規制の枠組み・運用・透明性の高い市場は、確立されたコモディティ市場の構成要素です。これらは、市場での乱用や不正操作からメンバーを保護し、市場の整合性を維持するのに役立ちます。
NYDFSは今回の承認を含めて、合計25の事業体がニューヨーク州で仮想通貨関連ビジネスを行うことを承認しています。