カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の開発者として知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は、2020年5月5日に公開したYouTube動画の中で、1992年に公開されたロールプレイングゲーム「Legend of Valour」の買収を最終決定したことを明らかにしました。
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90年代のRPG「Legend of Valour」を再構築
Charles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は2020年5月5日に公開したYouTube動画の中で、自分自身が子供の頃にプレイしていた1992年公開のロールプレイングゲーム「Legend of Valour」の買収を最終決定したことを明らかにしました。
この買収はホスキンソン氏が個人的に行ったものであるため、同氏がCEOを務めているブロックチェーン企業「IOHK」や「Cardano」は関係ないと説明されていますが、ホスキンソン氏は自分の情熱に基づいてプロジェクトを推進しているとのことです。
具体的には、今後数年間をかけてゲームを再度マスタリングし、書き直しを行うと報告されており、ブロックチェーン技術を用いてゲーム内トークンを発行することなども計画されていると伝えられています。
ゲーム完成後は「無料」でプレイ可能に
ホスキンソン氏は「Legend of Valour」の特徴の一つとして『このゲームは最初に作成された3Dオープンワールドゲームの1つだった』と説明しています。ゲームのストーリーはシンプルだったものの、自分で作成したキャラクターで冒険したり、ギルドに参加してクエストをクリアしたり、広いマップを散策したりして楽しむことができたと報告されています。
同氏はこのゲームのプロジェクトをアフリカで展開することによって、発展途上国の経済回復に役立てることも計画しており、ゲームのコンパイル済みコードを分解してソースコードにアクセスするチームがすでに設立されているとも語っています。
プロジェクトチームは「Legend of Valour」のより高品質なバージョンを開発するための最初の取り組みとして、未完成のエンディングを再構築することになるだろうとも説明されています。
実際に再設計された「Legend of Valour」がリリースされるまでには、もうしばらく時間がかかることになりますが、このゲームは最終的にパソコンでプレイできるようになり、4K版もリリースされる可能性があると伝えられています。またゲームはオープンソースコードとしてリリースされる可能性が高く、誰でも無料でプレイできるようになる予定だとされています。
今回の報告では混乱を避けるために「Legend of Valourのプロジェクトが個人的に進められていること」が強調されていますが、ホスキンソン氏が行っているプロジェクトであるため仮想通貨業界では”今後のカルダノとの関わり”にも期待が高まっています。