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パスポート関連の支払いで「ビットコイン決済」受け入れか:ベネズエラ政府


ベネズエラの「身分証明・移民・外国人登録局(SAIME)」がパスポート関連の支払いを行う際の決済方法として、暗号資産ビットコイン(Bitcoin/BTC)を受け入れている可能性があることが明らかになりました。

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国外在住のベネズエラ市民などが報告

「ベネズエラの入国管理局(SAIME)がビットコイン決済を受け入れている」というニュースは、2020年6月23日に掲示板サイト「Reddit」に投稿された画像で明らかになりました。このニュースは大きな注目を集めており、その後はTwitter上でも国外在住のベネズエラ市民からこのニュースが事実であることが報告されています。


私はこの件について個人的に確認してみましたが、これは完全に事実でした。ベネズエラの移民サービスは支払い手段としてビットコインを受け入れています。パスポートを更新するか、延長をリクエストしてみてください。

現在ビットコインによる支払いが受け入れられているのは、ベネズエラ国外の居住者のみとなっており、ビットコイン決済システム「BTCPayServer」を通じて支払いが受け入れられていると伝えられています。ただし、この件についてSAIMEからの公式発表は行われていないため、その詳細や具体的なサービスの内容などについては明らかにされていません。

なお、同国のパスポート関連の支払いではベネズエラの法定通貨である「ボリバル」や同国の独自暗号資産である「ペトロ(PTR)」が受け入れられていました。Twitter上などに掲載されている画像では「VisaMastercard・American Express」などといったクレジットカードでの支払いが受け入れられることも示唆されていますが、現時点ではクレジットカードによる支払い機能には『Coming Soon(近日公開)』との文字が記されています。

>>「Reddit」に掲載された内容はこちら

追記:BTC支払い機能は無効化

(2020年6月26日追記)
ベネズエラの入国管理局(SAIME)で利用可能となっていた「ビットコイン支払いオプション」は、その後”無効化”されたことが明らかになりました。なお、BTC決済オプションが無効化された理由などに関する具体的な公式発表などは行われていません。