テックビューロは2020年11月2日に、同社が2015年に発行した独自の暗号資産「ZAIFトークン」を2021年度第1四半期までにERC20プロトコルへと移行する予定であることを明らかにしました。またテックビューロは暗号資産取引所「Zaif(ザイフ)」との共同プロジェクトを計画していることなども明かしています。
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ZAIFトークン「ERC20プロトコル」への移行を予定
ZAIFトークンはテックビューロが2015年に発行した独自の暗号資産であり、暗号資産取引所「Zaif(ザイフ)」のブランドを象徴するトークンとして広く知られていました。
今回の発表では、このZAIFトークンが2021年度第1四半期までに「ERC20プロトコル」へと移行する予定であることが報告されています。
テックビューロはZAIFトークンを「ERC20プロトコル」へと移行させることによって、安全性の向上・流動性の拡大・価値向上につながると期待しています。
暗号資産取引所「Zaif」との共同プロジェクトも計画
テックビューロは2018年11月に暗号資産取引所Zaifの事業を「株式会社Zaif(旧:株式会社フィスコ仮想通貨取引所)」に譲渡しているため、『ZAIFトークンの価値向上にはZaifとの連携が有効である』との考えに基づいて、テックビューロとZaifの共同プロジェクトを通じてZAIFトークンの流動性と既存ホルダーの利益向上を図るための協議と検討を進めているとも報告されています。
具体的には『既存のZAIFトークン保有者の利益向上を目的として”決済手段”としての採用を推し進める』とされており、Zaif暗号資産取引所における「簡単売買サービス」および「ZAIFトークン決済サービス」への対応を打診していると説明されています。
「ZAIFトークンの決済サービス」が提供されることによって、”実社会におけるZAIFトークンの決済利用が増加し、トークンの流動性向上・価値向上につながる”と期待されており、「テックビューロ」と「Zaif暗号資産取引」が共同キャンペーンで配布を検討することによって、”トークンの循環・両社ブランドバリューと連動したトークン価値の向上・トークン保有者の利益向上につながる”とも期待されています。
テックビューロは今回の発表の中で、”ZAIFトークンの保有者は既に18万人以上存在している”と報告しており、『既存ホルダーの利益を毀損することは避けなければならない』と強調しています。