仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コイネージ:暗号資産交換業から「撤退」へ|マネーパートナーズは新事業開始を予定


暗号資産取引所「COINAGE(コイネージ)」は2021年1月29日に暗号資産交換業から撤退することを発表しました。コイネージは2021年3月末に事業を撤退することを予定していますが、同社の親会社であるマネーパートナーズグループは同日29日に「暗号資産関連店頭デリバティブ取引」に関する新たな事業を開始することを発表しています。

こちらから読む:SBI×三井住友FG、”大阪デジタルエクスチェンジ”設立へ「国内ニュース」

COINAGE:2021年3月末で「事業撤退」へ

COINAGE(コイネージ)は2020年7月27日の開業以来「ビットコイン現物販売所」のサービスを提供していましたが、2021年1月29日には『令和3年1月29日に開催された取締役会で、暗号資産交換業から撤退することが決議された』との発表が行われました。

暗号資産交換業からの撤退理由については『暗号資産交換業の登録事業者が増加し競争が激化する中、計画していた顧客獲得、収益を大きく下回る状況が継続しており、将来的にも当該事業の業績の改善を図ることは困難であると判断し、当該事業からの撤退を決定した』と説明されています。

事業廃止日は「2021年3月末(予定)」とされているため現在は通常通りサービスを利用することができるものの、2021年2月1日以降は「新規口座開設の受付」を終了するとされており、「暗号資産の取引、入出金、入出庫」のサービスも事業廃止日までに停止すると説明されています。

なお、サービス終了日時などの詳細については、後日改めて報告すると説明されています。

マネーパートナーズ「暗号資産差金決済取引」提供へ

COINAGE(コイネージ)は暗号資産交換業から撤退するものの、同社の親会社であるマネーパートナーズグループは同日29日に同社の連結子会社である「株式会社マネーパートナーズ」を通じて”暗号資産関連店頭デリバティブ取引(差金決済取引)”を提供する予定であることを発表しています。

マネーパートナーズは既に「外国為替証拠金取引」や「店頭商品デリバティブ取引」を提供していますが、今回の決定によって同社サービスでは新たに「暗号資産の差金決済取引」が提供されることになります。

暗号資産の差金決済取引(CFD)とは、暗号資産現物の受渡しを行わずに暗号資産の価格を参照して取引開始時と終了時の価格差に相当する金銭を授受することで決済する取引のことであり、サービス利用者は証拠金を預けることによって暗号資産現物を保有することなく、価格変動による利益を狙うことができるようになっています。

マネーパートナーズにおける暗号資産関連店頭デリバティブ取引サービスの詳細は明らかにされていないものの、事業開始期日は「2021年6月末(予定)」とされています。

>>「コイネージ」の公式発表はこちら
>>「新事業に関する発表」はこちら