仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

Visa:CryptoPunksのNFTアート作品「約1,650万円」で購入


Visa(ビザ)は2021年8月23日に、デジタルアート作品の集合体である「CryptoPunks(クリプトパンクス)」のNFT画像を購入したことを明らかにしました。Visaが購入した作品は『CryptoPunks#7610』という女性画像のNFT作品であり、購入価格は49.50ETH(約1,650万円)とされています。

こちらから読む:PayPal、英国で暗号資産売買サービス提供開始「暗号資産」関連ニュース

Visa「CryptoPunks#7610」を購入

Visa(ビザ)は2021年8月23日に、イーサリアムのブロックチェーン技術を用いて発行されている人気のNFTデジタルアート作品である「CryptoPunks(クリプトパンクス)」のNFTを購入したことを明らかにしました。

CryptoPunks(クリプトパンクス)は「Larva Labs」が2017年6月に発行した世界的に人気のNFTシリーズであり、作品は合計10,000枚のデジタルキャラクターで構成され、その1つ1つがNFTとして発行されています。

Visaが今回購入したNFTは『CryptoPunks#7610』という女性画像のNFT作品であり、「Larva Labs」の公式サイトには2021年8月18日に49.50ETH(約1,650万円)で購入されたと報告されています。

Visaが購入した「CryptoPunks#7610」(画像:Larva Labs

今後はNFT関連の事業展開も予定

「CryptoPunks」はイーサリアムブロックチェーンで最初に発行されたNFTとして知られていますが、Visaの仮想通貨担当責任者でありながらNFT愛好家でもあるCuy Sheffield(キュイ・シェフィールド)氏もその歴史的価値を評価しており、公式発表の中では『CryptoPunksが”文化と商業の架け橋となる歴史的なNFTプロジェクト”として果たしてきた役割を認識するためにCryptoPunks#7610を購入することを決定した』と語られています。

同氏は『私たちは何よりもまず学びたかった』ともコメントしており、『NFTは小売・ソーシャルメディア・エンターテインメント・コマースの将来において重要な役割を果たすと考えている。クライアントとパートナーの参加を支援するためには、グローバルブランドがNFTを購入・保管・活用するためのインフラ要件を直接理解する必要がある』と述べています。

Cuy Sheffield氏は『Visaは今回のCryptoPunks購入を通じてこの分野に初めて足を踏み入れた。これはこの分野における当社の取り組みの始まりに過ぎない』とも語っており、今後の取り組みについては『NFT購入者・販売者・作成者をサポートするいくつかの新しいコンセプトとパートナーシップに取り組んでいる。今後数ヶ月で新しい情報を共有できることを楽しみにしている』と語っています。

なお、今回の発表を受けて「CryptoPunks関連NFTの取引が活発化していること」も報告されており、Visaの公式発表以降は新たに300枚以上のCryptoPunksが新たに購入されているとも報じられています。

>>「Visa」の公式発表はこちら