LINE(ライン)は2021年12月16日に、グローバルなNFTエコシステムを本格的に構築するために韓国と米国に「LINE NEXT(ライン・ネクスト)」と呼ばれる2つの法人を設立したことを発表しました。韓国に設立された「LINE NEXT Corporation」はグローバルNFTプラットフォーム事業の戦略企画を行い、米国に設立された「LINE NEXT Inc.」はグローバルNFTプラットフォーム事業を運営すると報告されています。
こちらから読む:adidas、初のNFTコレクション発売へ「暗号資産」関連ニュース
グローバルなNFTエコシステムを本格的に構築
LINE(ライン)は2021年12月16日に、グローバルなNFTエコシステムを本格的に構築するために韓国と米国に「LINE NEXT Corporation」と「LINE NEXT Inc.」と呼ばれる2つの法人を設立したことを発表しました。
韓国に設立された「LINE NEXT Corporation」はグローバルNFTプラットフォーム事業の戦略企画を行い、米国に設立された「LINE NEXT Inc.」はグローバルNFTプラットフォーム事業を運営するとのことで、両社はLINE独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」とNFTを基盤に世界中のユーザーに新しいデジタル環境を広め、革新的なデジタル体験を提供することを目標としていると説明されています。
米国の「LINE NEXT Inc.」は、LINEが有するグローバルサービスの企画・開発・運営ノウハウやブロックチェーン技術をもとにして、グローバル顧客を対象としたNFTプラットフォームを提供することを予定しているとのことで、このプラットフォームを通じて、多様な国・地域の企業やクリエイターが簡単にNFTマーケットやサービスを構築できるようにサポートし、ユーザーがNFTを取引したり、コミュニティを形成できるエコシステムを構築する計画だと報告されています。
「LINE NEXT」のCEOに就任したLINEでLINE App ProductsおよびFintech CPOを務めている高 永受(コ ヨンス)氏は、LINE NEXTの設立について次のようにコメントしています。
NFTは、コンテンツ、ゲーム、ソーシャル、コマースなど、あらゆる領域でデジタル変革を起こし、ユーザー体験を革新する技術インフラです。LINEがアジアで革新的なテックカンパニーとして成功した経験をもとに、韓国ではグローバルNFTプラットフォームの戦略企画を、米国では様々なグローバルパートナー企業とともにNFTエコシステムとNFTのグローバルにおける大衆化を実現するサービスをリードしていきます。
LINEグループは暗号資産・ブロックチェーン関連事業を急速に拡大させてきており、記事執筆時点でも以下のような様々なサービスを展開しています。
- LINE Blockchain(独自ブロックチェーン)
- LINK(独自の暗号資産)
- LINE BITMAX(日本向け暗号資産取引サービス)
- BITFRONT(グローバル向け暗号資産取引所)
- LINE Blockchain Developers(ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム)
- LINE BITMAX Wallet(デジタルアセット管理ウォレット)
- NFTマーケットβ(NFTマーケットプレイス)