仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

カルダノ・エイダの大型アップグレード「Vasil」再び延期に


カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の大型アップグレードとなる「Vasil Hard Fork」のメインネット実装日が再び延期となったことが明らかになりました。CardanoメインネットでのVasil実装は2022年7月末頃に予定されていましたが、実装は予定よりもさらに数週間ほど遅れることになると報告されています。

こちらから読む:ネイティブDHP、MEXC Globalに近日上場か「暗号資産」関連ニュース

Vasil実装、予定よりも数週間ほど遅れる可能性

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の大型アップグレードとなる「Vasil Hard Fork」のメインネット実装日が再び延期となったことが明らかになりました。

Vasil Hard Fork(バシルハードフォーク)は当初の予定では日本時間2022年6月30日頃に実施される予定となっていましたが、6月20日には『より慎重にテストを進めるために、アップグレード実施日を2022年7月の最終週まで延期する』ということが報告されていました。

その後7月4日には「テストネットでのハードフォークに成功した」ということが報告されていたため、7月末のVasil実装には期待が高まっていましたが、カルダノ開発企業である「Input Output(IOG/IOHK)」は2022年7月29日に公開したYouTube動画の中で「Vasil実装が予定よりも数週間ほど遅れること」を報告しています。

Input Outputは以前から『アップグレードを適切に行うためには品質とセキュリティを最優先にして十分に注意を払う必要がある。私たちはこのアップグレードを安全かつセキュアな方法で確実に管理することを重要視している』と説明していましたが、今回の延期もスムーズなプロセスを確保し、ハードフォークの準備を整えるためであると報告されています。

Vasil Hard Forkは、Cardanoブロックチェーンとそのスマートコントラクトプラットフォームである「Plutus」で重要なアップデートを行うハードフォークであり、このアップデートによって「ネットワーク処理性能の大幅向上・Plutusスマートコントラクト言語の改善・ノード間でのブロック伝送効率の向上」などが実現すると期待されています。

>>「Input Output」が公開した動画はこちら