仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

エイベックスが仮想通貨交換業?|エンタメコイン株式会社を設立

エイベックス(avex)はFintech事業への取り組みの一つとして『エンタメコイン株式会社』を設立することを24日に発表しました。これに合わせて定款の事業目的にも新たな項目が追加されており、電子マネーの発行、電子決済システムの提供などに加え『仮想通貨交換業』とも追記されています。

エンタメコイン株式会社について

エイベックスは「未来志向型エンタテインメント企業」を目指す新事業・イノベーション領域のひとつとして、フィンテック(Fintech)を掲げており、エンタテインメント領域を中心に、顧客の利便性を高める決済手段を提供するために、100%子会社としてエンタメコイン株式会社(ECI)を設立することを決定したことを発表しました。

エンタメコイン株式会社では有田雄三氏が社長を務め、2019年初頭をめどにエイベックスグループや芸能事務所、エンタテインメント関連事業者向けに、ブロックチェーン技術を用いた決済システムの提供を目指します。

事業内容や提供予定のサービスについて

主な事業内容としては、電子マネーなどの電子的価値情報や前払式支払手段の発行/販売/管理や電子決済システムの提供などが挙げられています。

その他にも、チケットやグッズの購入やファンクラブ会員などのサービスをブロックチェーンを活用して管理した上で、決済機能をひも付けできるプラットフォームなども提供する予定であるとも報じられています。

またエイベックスは以前に新事業・イノベーション領域として次のようなコンテンツも公表しているため、これらのサービスにも関連した幅広いサービスが提供されることになるとみられています。

仮想通貨交換業への参入も検討中

定款の事業目的の項目に追加された『仮想通貨交換業』については、「エイベックスグループ内で仮想通貨交換業への参入を検討している段階である」とのことです。追加された項目に関しては、6月22日の定時株主総会で承認を得る予定となっています。

定款に新たに追加された項目は次のような内容となっています。

エンタメコイン株式会社の概要

(1)商号:エンタメコイン株式会社(英文表記:EntameCoin Inc.)
(2)本店所在地:東京都港区南青山三丁目1番30号
(3)代表者:代表取締役社長 有田 雄三
(4)設立年月:2018年6月
(5)主な事業内容:電子マネー等の電子的価値情報及び前払式支払手段の発行、販売並びに管理、電子決済システムの提供等
(6)従業員数:未定
(7)決算期:3月
(8)資本金:9億9,000万円(うち資本準備金:4億9,500万円)
(9)株主構成:当社100%

avexグループが今後提供するサービスにも期待

先日は大和証券とマネーフォワードも仮想通貨事業に関する計画を明らかにしています。
これまでにも多くの企業がブロックチェーンへの取り組みを発表していますが、エイベックスは様々なエンターテイメントを提供している企業でもあるため、ブロックチェーンや仮想通貨がどのように活用されることになるのかにも注目が集まります。

幅広い層の人々が気軽に利用できるサービスが提供されることになれば、ブロックチェーンや仮想通貨もより一般的な存在となるでしょう。

エイベックスの発表の詳細は公式ホームページのニュースからどうぞ
>avex.com