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FTX Japan:出金・出庫の社内テスト「12月最終週」に予定|関連会社の売却スケジュールも報告


FTX破綻後にサービス復旧に向けた取り組みを進めている暗号資産取引所「FTX Japan」は2022年12月22日に、12月最終週にサンドボックス環境における出金・出庫プロセスの社内テストを開始することを報告しました。今回の発表では、FTX関連会社の売却プロセスの日程についても説明が行われています。

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出金・出庫サービスの再開は2023年になる可能性?

FTX Japanは2022年12月22日に、同社のサービス復旧に向けた取り組みの続報について発表を行い、12月最終週にサンドボックス環境における出金・出庫プロセスの社内テストを開始する予定であることを報告しました。

これまでの報道では「FTX Japanは顧客資産の年内出金再開に向けて準備を進めている」との情報を流れていましたが、今回の発表では「2022年12月最終週に出金・出庫プロセスの社内テストを開始する」と報告されているため、今年中に出金・出庫が再開される可能性は低いと考えられます。

今月9日には、関東財務局が「利用者から預かった法定通貨や暗号資産を速やかに返還できる状況となっていないこと」などを理由にFTX Japanに対する業務停止命令を2023年3月9日まで延長したことを発表していましたが、今回の社内テストが順調に進めば2023年初頭には出金・出庫サービスが再開する可能性があると予想されます。

FTXは今回の社内テスト実施について『このテストは当該計画における重要なマイルストーンである』と説明していますが、確定申告や納税の問題があることから一部ユーザーからは「年内のサービス再開」を強く望む声も出ています。

FTX関連会社の売却スケジュールも報告

FTX Japanは今回の発表の中で、資産返還の計画とは別のプロセスとして「FTX本社が2022年12月15日に米国破産裁判所に対して、FTXジャパン・ホールディングスの整然かつ効率的な売却プロセスを実施するための入札手続きの承認を求める申立てを申請したこと」も報告しています。

この申立てが承認されると、FTXジャパン・ホールディングスの傘下に属する「FTX Japan」や「Quoine」、さらに「FTX本社が保有するその他海外の会社」の売却プロセスが開始されるとのことで、具体的には以下のような日程で売却作業が行われることになると説明されています。

2023年1月11日:破産裁判所による申立書の審理
2023年2月1日:予備入札の締切日
2023年3月21日:競売の開催
2023年3月27日:売却について審理

なお、この入札手続きの申立ては「FTX Japanの出金・出庫サービス復旧計画」などに影響を与えないとのことで、FTX Japanは出金・出庫サービスの復旧を最優先事項として専念し、エンジニアリングチーム等は年末年始も作業を継続する予定だと説明されています。

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