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カルダノ(Cardano/ADA)価格上昇の裏で「クジラ・サメ」が増加|蓄積段階突入か


カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の価格上昇が続いている裏では「クジラ」や「サメ」と呼ばれるADA大量保有者の数が数十人規模で増えていると報告されています。ADA価格に関しては下落トレンドを抜け出すための重要ラインとして0.3ドルの価格帯が挙げられていましたが、現在ADA価格は0.32ドル付近まで回復しています。

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100万以上のADA保有アドレスが28個も誕生

カルダノ・エイダ(Cardano/ADA)の価格は昨年末に32円付近まで下落して以降、順調に回復してきており、記事執筆時点では「1ADA=42円」まで上昇していますが、価格上昇が続く裏では「クジラ」や「サメ」と呼ばれるADA大量保有者の数が数十人規模で増えていると報告されています。

仮想通貨分析企業である「Santiment」の報告によると、2022年12月30日から始まった価格上昇以降で「100万以上のADAを保有する新しいウォレットアドレス」が28個も誕生したとのことで、特に多くのADAを保有する”大型クジラ”の取引も増加し、ADAの取引高は2ヶ月ぶりの高水準に達していると伝えられています。


カルダノは12月30日以来、+30%という驚異的な急上昇を遂げています。ラリー開始以降で100万以上のADAを保有する28の新しいアドレスがネットワーク上に現れました。大型クジラの取引が増加するなど、取引高は2ヶ月ぶりの高水準に達しています。

ADA価格は2021年9月に記録した過去最高値「1ADA=325円」から10分の1まで下落したものの、下落期間中もCardano関連の開発は積極的に続けられており、現在は様々なカルダノ関連サービスが登場してきているため、2023年も注目銘柄の1つとして世界的に注目を集めています。

Twitterで64万人以上のフォロワーを持つ人気の仮想通貨アナリストMichaël van de Poppe(@CryptoMichNL)氏は、2023年1月8日のツイートで『ADAが下落トレンドを破るためには0.30ドルのレジスタンスラインを突破する必要がある』と述べていましたが、現在のADA価格は0.32ドルで、ここ数日間で見られた短期的な下落でも0.30ドルのラインは守られています。

カルダノでは過剰担保のアルゴリズム型ステーブルコインである「Djed」や、法定通貨に裏付けられた規制にも準拠している米ドル連動ステーブルコイン「USDA」の開発も進められており、Cardanoブロックチェーンを基盤とした開発段階のプロジェクトは1,000以上にのぼるとも報告されているため、今後はCardanoが本格的な実用化フェーズに突入し、エコシステム全体で大きな成長が見られる可能性があると期待されています。