米国の大手暗号資産取引所Coinbase(コインベース)は2023年4月15日に、Flare Networkが展開するフレアトークン(Flare/FLR)の取扱いを開始したことを発表しました。
FLRトークンは「Experimental」のラベルで上場されています。
コインベースにFlare(FLR)上場
Coinbase(コインベース)は2023年4月15日に、Flare Networkが展開するフレアトークン(Flare/FLR)の取扱いを開始したことを発表しました。
Flare NetworkはXRP・Litecoin・Stellarなどにスマートコントラクトの機能を実装することを目指しているプロジェクトであり、2023年1月にはXRP保有者に対する仮想通貨FLRのエアドロップも実施、現在は日本国内の暗号資産取引所でも取引が開始されています。
FLRを取扱う国内取引所のリストなどはこちら
コインベースは2023年3月28日に「上場予定リストにFLRトークンを追加したこと」を発表していましたが、今回の発表ではFLRトークンの取扱いを正式に開始したことが報告されています。
FLRトークンは「Coinbase.com」と「CoinbaseのiOS&Androidアプリ」で取引することが可能で、対象地域のユーザーはFLRを購入・売却・変換・送信・受信・保管することができると説明されています。
なお、コインベースはFlareトークンに「Experimental(実験的・試験的)」のラベルをつけて上場していますが、これは「コインベースに上場した新しい仮想通貨/コインベースで提供される他の仮想通貨に比べて取引量が少ない仮想通貨」であることを示しています。
取引量が少ない仮想通貨には価格変動や注文キャンセルなど一定のリスクがあるため、コインベースは「Experimental」ラベルをつけることによって、”注意して取引を行うように”と注意喚起を行なっています。
FLRトークンのエアドロップも完了
Flare Networkでは2023年1月に「日本時間2020年12月12日のスナップショット時にXRPを保有していたユーザーに対するXRPの無料配布」が実施されていましたが、本日15日には「FLR付与対象者へのエアドロップを完了し、合計6億100万以上のFLRトークンが対象者付与された合計6億100万以上のFLRトークンが対象者付与された」ということも報告されています。
Flare Networkでは現在、FLRトークンをWFLRに変換(ラップ)したWFLR保有者に”エアドロップ残り分85%”の報酬を分配する取り組みが実施されており、WFLRの委任作業を行えば追加で”デリゲート報酬”も獲得できるようになっていますが、今回コインベースでFLRを受け取ったユーザーがラップ&デリゲートに参加した場合には、ラップ&デリゲート報酬で1人あたり受け取れる報酬が今後減る可能性もあると予想されます。
なお、FLRのラップ&デリゲートは通常「自己管理型ウォレットと通じて自分で行う」というのが一般的ですが、日本国内の暗号資産取引所では「ラップ&デリゲート代行サービス」なども提供されています。
ラップ報酬の配布スケジュールなどはこちら