PEPE決済で「NFTの売買」が可能に
OpenSea(オープンシー)が今年4月に提供開始したNFT集約サービス「OpenSea Pro」は2023年5月10日に、NFT購入時の支払い手段として話題のミームコイン「PEPE」をサポートしたことを発表しました。
OpenSea Proは、複数のNFTマーケットの情報を集約して提供する”アグリゲーター”と呼ばれる種類のNFTマーケットプレイスであり、合計170以上のNFTマーケットプレイスからNFT情報を集約してユーザーに提供しています。
同サービスではイーサリアム(ETH)などの仮想通貨でNFTを売買することができましたが、今回新たにPEPEがサポートされたことによって、OpenSea Proの利用者はPEPE決済でNFTを売買することが可能となりました。
NFTは死んだ?PEPEでNFTを集める方法を学ぶまで待ってください。OpenSea Proでチェックしてみてください!?
OpenSeaProの特徴などはこちら
急落したPEPEは「0.0000016ドル」付近で反発
PEPEとは2023年4月中旬にリリースされた比較的新しいミームコインであり、公式サイトに”全く役に立たない娯楽目的のコイン”と書かれているにも関わらず、大幅な価格上昇で一部の投資家に莫大な利益をもたらしたことなどでも注目を集めていました。
PEPEの価格は今月6日のBINANCE上場で「0.0000045ドル」まで急騰した後「0.0000016ドル」まで下落していたため、今後のさらなる下落には警戒感が高まっていましたが、その後は徐々に反発する傾向が見られ始めており、記事執筆時点では「1PEPE=0.0000019ドル」付近で推移しています。
BINANCE上場でPEPE価格急騰
PEPEは主要ミームコインを超えるのか?
PEPEに対しては、PEPE取引の増加によってイーサリアムのネットワーク手数料(ガス代)が高騰したことなどから批判的な意見も出ていますが、現時点では「中央集権型取引所への上場」などをはじめとするPEPEの目標が順調に達成されてきており、ロードマップの後半には「ミームの買収」なども含まれているため、今後の成長には注目が集まっています。
2023年5月10日時点における代表的なミームコインの時価総額は以下のようになっているため、もしもPEPEが「SHIB」や「DOGE」などを超えることになれば、今後さらに大幅な成長が見られる可能性があると予想されます。
コイン名 | 時価総額ランキング | 時価総額 |
PEPE | 58位 | 約1,025億円 |
SHIB | 15位 | 約7,130億円 |
DOGE | 8位 | 約1兆3,800億円 |
今後もPEPEが様々なサービスや取引所などで採用されるようになれば、PEPEが時価総額ランキングTOP20に入る可能性もありますが、DOGEやSHIBでも技術採用は拡大しているため、ミームコインの競争は長期化することになると予想されます。
なお、先述したようにPEPEの公式サイトには『本質的な価値や金銭的な見返りを期待するものではない』『このコインは全く役に立たない娯楽目的のコインだ』と記されているため、実際に購入する場合には下落リスクを理解しておくことが重要です。
PEPE・SHIB・DOGEの詳細はこちら