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Symbol活用する「Opening Line」AIRファンド・ラックから資金調達を実施

AIRファンド・ラックから資金調達

シンボル(Symbol/XYM)のブロックチェーンを活用したサービス開発を行っている「株式会社Opening Line」は2023年6月5日に、株式会社梓総合研究所(AIR)が設立運営する「AIR投資事業有限投資組合責任(AIRファンド)」や「株式会社ラック」から資金調達を実施したことを発表しました。

Opening Lineは『ブロックチェーンで社会に安心・安全・協調を提供する』をキーワードにブロックチェーンを活用したアプリケーションの開発を行っている東京都の企業であり、昨年7月にはMicrosoftが提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことも発表されていました。

同社はブロックチェーンを活用した次世代型ファイルセキュリティシステム「JUGGLE(ジャグル)」を提供しており、今年5月にはAIRが開発する「AIR-Plate」の構成ソリューションの1つとして”JUGGLE”が搭載されたことが報告されていましたが、今回の発表ではAIRが設立運営する「AIRファンド」や「ラック」から資金調達を実施したことが報告されています。

なお、JUGGLE(ジャグル)は、企業間で安全・簡単にファイルを共有できるファイル送受信クラウドソリューションであり、アップロードするファイルに対して安全性の高いパスワードを自動で生成し、ブロックチェーン技術と暗号化技術を統合し、秘匿性の⾼いファイル共有と快適な操作環境を実現しています。

梓総合研究所(AIR)における技術活用

梓総合研究所(AIR)は2021年10月に設立された東京都の企業であり、「調査・研究・コンサルティング事業/プロジェクト創造事業/政策提言・出版事業/DX・AI・IoT戦略的活用事業」などといった未来社会に向けた仕組みづくりの事業を手掛けています。

今年5月の発表では、AIRが開発するデジタル(BIM)施設管理プラットフォーム「AIR-Plate」で”JUGGLE”の技術が搭載されたことが報告されていましたが、今回のAIR公式発表では『JUGGLEは建築施設や顧客データの情報漏洩を防止し、データマネジメントを支える役割を担っている』ということが説明されています。

また、AIRはJUGGLEについて『その安全性と操作性の快適さは特筆するものがある』とも説明しており、『AIRでは、今後もOpening Lineの技術を活用して、三百年木造構想・建築DX・スマートシティ他で安心安全な未来創りの枠組みを提唱してまいります』とコメントされています。

ラック(LAC)における技術活用

ラック(LAC)は、システムインテグレーションとサイバーセキュリティの豊富な経験と最新技術で社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供している企業であり、創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAI・クラウド・テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けていると説明されています。

また、日本初の情報セキュリティサービス開始から25有余年にわたり、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC・サイバー救急センター・脆弱性診断・ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線に立ち、情報セキュリティ分野のリーディング企業としても成長を続けているとも説明されています。

同社は、街全体のセーフティなデジタル利活用を通じて、より活力ある地域の未来の街づくりを目指す「smart town事業構想」実現に向けて独創的な技術やアイデアを持つベンチャー企業との連携を図っているとのことで、「smart town」と⾃治体や重要インフラの基幹システムにあるデータを将来的に連携させるときのセキュリティ強化に”JUGGLE”が役立つと期待できるため、今回の出資が決定したと報告されています。

Opening LineはJUGGLEの機能・開発・販売体制を強化

Opening Lineは2023年5月25日に「JUGGLEのリニューアル版を公開して販売開始したこと」を発表していましたが、今回の
発表では今回の資金調達を通じて”JUGGLE”の機能強化や開発・販売体制の強化などを行い、安心・安全・協調の社会の実現を推進していくとの説明がなされています。

ここ最近では日本国内でSymbolの技術活用に関するニュースが増えてきているため、今回のニュースはSymbol・NEMのコミュニティでも注目を集めており、今後の更なる技術活用にも期待が高まっています。

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